KBS2時代劇『恋慕』(ネットフリックスで同時配信中)が、最終回まで残すところあと4話となった。
【写真】『恋慕』和気あいあいとした撮影現場の雰囲気に“ほっこり”
双子という理由で捨てられた女児が、殺された兄に代わって男装王世子イ・フィ(演者パク・ウンビン)になるという独特な設定から始まった『恋慕』は、初恋チョン・ジウン(演者ロウン)との秘密の宮廷ロマンスから悲劇的な運命を作った権力との争いまで、豊かな物語を繰り広げ、終わりに向かっている。
そこで今回は、これから解き明かされるべき3つのことをまとめてみた。
(※以下、ネタバレあり)
自分が女性であるという、今まで隠してきた秘密を自らジウンに明かしたイ・フィ。それでも「もしかしたら、すべてを話すことはできないかもしれない」という意味深な言葉を残した。これは、ジウンの父チョン・ソクチョ(演者ペ・スビン)が兄を殺した仇であると同時に、自分がジウンの初恋の相手・ダミである事実を意味する。
ジウンにとってダミは自分を変えてくれた存在で、再び会うと感謝を伝えたい特別な初恋だった。フィの嘘によってダミが死んだと信じているジウンだが、視聴者らはジウンがいつか事実を知って彼らの運命的なロマンスが完成されることを願っている。
フィが女性であるという秘密は、ジウンをはじめ、イ・ヒョン(演者ナム・ユンス)、キム尚宮(演者ペク・ヒョンジュ)、ホン内官(演者コ・ギュピル)、そしてキム・ガオン(演者チェ・ビョンチャン)だけが知っている。また、フィとジウンの密会を目撃したチョン・ソクチョもパズルを解いたが、息子・ジウンを守るために黙っている状況だ。
問題は、ウォンサン君(演者キム・テク)がフィの秘密を強く疑っていること。もともと王座が自分のものだったと思う彼は、権力に対する強い欲望をむき出しにした。今後、彼が王座を奪うために手段を選ばないと予想される中、“ラスボス”ハン・ギジェ(演者ユン・ジェムン)にこれをどう切り出すか、気になるところだ。
フィの目標は、父親・恵宗の毒殺にまつわる真実と、ハン・ギジェの私兵および不正を明らかにし、彼を倒すことだ。そのために「(女性として)自分の人生を生きろ」という父の最後の願いを置いたまま、王座について“かかしの王”を忠実に演じている。その目標を叶えるため、ユン・ヒョンソルは死を迎えた。
望まない犠牲が出たことで、フィは「目標に向かって走ってきたのに目的地は遠のいている、霧の中をさまよっている気分」。 実はフィの本当の夢は、一度も見たことのない海、そして海の向こうでジウンと一緒に平凡に暮らすことだ。フィがハン・ギジェとの闘いに勝利し、夢見ていた世の中を迎えられるかどうか、最後まで見守りたい。
『恋慕』は、韓国KBS2にて毎週月・火曜21時30分に放送中。日本ではネットフリックス(Netflix)にて毎週月・火曜23時30分に配信される。全20話予定。
(記事提供=OSEN)
■【関連】『恋慕』パク・ウンビンが描く成長は痛くて美しい…“新ドリームチーム”のさらなる活躍に期待!
前へ
次へ