女優パク・ウンビンが描く“成長痛”は、痛くて美しかった。
KBS2時代劇『恋慕』（ネットフリックスで同時配信中）でイ・フィ役を務めるパク・ウンビンは、真の君主になるための成長の苦しみをさまざまな感情で描き出し、視聴者の胸を打った。
（※以下、ネタバレあり）
11月30日に放送された第16回では、ハン・ギジェ（演者ユン・ジェムン）の暗い秘密に近づく途中、思わぬ危機を迎えたイ・フィの物語が展開された。
ハン・ギジェが武器を取引した証拠を探すため、ユン・ヒョンソル（演者キム・ジェチョル）を私兵基地に送ったフィ。ところが、フィに帰ったのは破れた帳簿と、ユン・ヒョンソルの死だった。
順調に進むと思っていたフィの反撃は思ったより早く壁に突き当たり、さらにはフィが双子だった事実をウォンサン君（演者キム・テク）が知ったことで、フィは再び危機に直面することになった。
しかし、フィはもう1人じゃなかった。いつも側を離れないホン内官（演者コ・ギュピル）とキム尚宮から、良い兄上で友となったイ・ヒョン（演者ナム・ユンス）、そしてフィが頼れる恋人チョン・ジウン（演者ロウン）まで。加えてフィがチャンウン君（演者キム・ソハ）に襲撃された時、フィの味方となったチョン・ソクチョ（演者ペ・スビン）の登場は、新たな「ドリームチーム」の誕生と共にさらなる活躍を期待させた。
ハン・ギジェから離れ、王に成長する過程での喪失と勝ち取り、さまざまな感情において繊細な演技力を発揮しているパク・ウンビン。
厳しい状況の中でもジウンとのロマンスを大人らしく進めていくその演技は、『恋慕』が持つ政治と愛の物語を自然と調和させている。
『恋慕』は、韓国KBS2にて毎週月・火曜21時30分に放送中。日本ではネットフリックス（Netflix）にて毎週月・火曜23時30分に配信される。全20話予定。
（記事提供＝OSEN）
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