テレビ東京の韓流プレミアで放送されてきた『ノクドゥ伝~花に降る月明り~』は、11月23日に最終回がオンエアされて終了した。
美しい海の光景が象徴しているかのようなドラマであった。チャン・ドンユンが演じたノクドゥとキム・ソヒョンが扮したドンジュは、様々な困難を克服して究極的な愛を成就させた。ハラハラしながら結末に注目していた視聴者も心から安堵したことだろう。
思えば、『ノクドゥ伝~花に降る月明り~』は、コミカルな序盤からスタートしながら中盤からは緊迫した場面が続き、予断を許さぬ展開が続いた。言ってみれば、一つのドラマの中にコメディーと宮廷劇と歴史ロマンが重なりあった作品だった。
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見ているほうはとても楽しいのだが、演じる側は大変だ。特にチャン・ドンユンは刻々と変化する役柄に合わせるのが大変だったことだろう。
それでも彼は挑戦することに意味があると強調している。
「台本を読んで、ぜひ演じてみたいと思いました。女装をすることは大変でしたが、私はチャレンジすることが好きなんです」
また、女装と男らしさという二つのキャラを見せることに関しては、「時間とともに両方を演じ分けることができるようになり、大変さが薄れていきました」と率直に語っている。
こうして異色の主人公を演じきったチャン・ドンユン。ドラマの後半で特に目立ったのは、アクションシーンで見せた強靭な動きだった。
普段からよほど鍛錬しているに違いない。そうでなければ、あれほどハードなアクションを連続的にはできないはずだ。それは、ドラマの中で見せた筋骨隆々の上半身が如実に物語っていた。
このように、『ノクドゥ伝~花に降る月明り~』では、チャン・ドンユンがどの場面でもハツラツとした姿を見せてくれた。
そんな彼は今後の抱負をこう語っている。
「ラブコメには今後も出演したいですね。それから、アクションも続けたいですし、まだやったことがないジャンルにもチャレンジしたいです」
チャン・ドンユンのこれからの活躍が楽しみだ。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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