テレビ東京の韓流プレミアで放送されている時代劇『ノクドゥ伝~花に降る月明り~』は、いよいよ後半に入っていく。
前半ではチャン・ドンユンが演じるノクドゥが女装姿に扮していたが、物語の中心になっていた寡婦村が襲撃され、その大ピンチを救うためにノクドゥが獅子奮迅の活躍をして、女性のふりをしていたことがバレてしまった。しかも、キム・ソヒョンが演じていたドンジュもノクドゥの元を去って行った。
ノクドゥとしても、激変した状況に応じて自分自身を変えていかなければならなかった。彼は都の漢陽(ハニャン)に出ていき、自分の出自とも果敢に立ち向かっていく。そういう意味で、『ノクドゥ伝~花に降る月明り~』の後半はノクドゥを演じるチャン・ドンユンにとってもさらなる多様性の見せどころなのだ。
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とはいっても、チャン・ドンユンの女装姿が終わってしまって、とても寂しい気持ちも残る。なにしろ、彼は本当に艶やかな演技でドラマを大いに盛り上げていたからだ。
『ノクドゥ伝~花に降る月明り~』というドラマは、奇想天外なラブコメの部分と重厚な歴史を描く部分の二面性を持っているのだが、ラブコメの部分では間違いなくチャン・ドンユンの女装姿が華やかであり痛快なほど愉快だった。
特に、他の女性たちと沐浴をするときのノクドゥのあわてっぷりは傑作だった。自分の正体がバレてはいけなかったので、奇声を発して逃げ回っていた。あの騒動こそが、まさにラブコメの真骨頂であったと言える。
そんな彼は、実は筋骨隆々の肉体美を持っている。しかも、数多い敵を倒すときのアクションシーンのキレ味は抜群である。
物語の後半では、チャン・ドンユンも随所で素晴らしいアクションシーンを見せてくれるはずだ。あれほど妖艶な女性姿をしていた彼が、今度は最強の立ち回りを存分に発揮していき、ドラマは波乱万丈な展開を繰り返していく。
もちろん、ノクドゥとドンジュの恋の行方も本当に気になる。ワクワクするような後半になるだろう。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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