11月15日に放送されたKBS2時代劇『恋慕』(ネットフリックスで同時配信中)第11話が、視聴率7.1%(全国平均、ニールセンコリア調べ)を記録した。
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(※以下、ネタバレあり)
この日の放送では、王世子イ・フィ(演者パク・ウンビン)が女性であることを父に発覚されそうになるエンディングが視聴者を震撼させた。
フィと別れた後、以前の暮らしに戻ろうと都を離れるチョン・ジウン(演者ロウン)。船に乗ろうとする彼を引き止めに来たのは、シン・ソウン(演者ペ・ユンギョン)だった。
問題は、この光景をチャンウン君(演者キム・ソハ)が目撃してしまったこと。結局、世子の妃選びにも参加していたソウンが他の男を、しかも世子の師匠を心に留めていたという事実が大妃(演者イ・イルファ)の耳にも入り、王の心強い臣下だったソウンの父、シン・ヨンス(演者パク・ウォンサン)は落郷を選ぶ。
この知らせを聞いたフィはシン・ヨンスを会いに行く途中、チャンウン君と言い争っているソウンと出くわす。ソウンが妹のように思う奴婢のチャニを、チャンウン君が害そうとしたのだ。「この娘は私の尊い民です」とフィはチャンウン君を阻止するも、後日、チャニは遺体で発見される。
フィはイ・ヒョン(演者ナム・ユンス)と手を組んでチャンウン君がチャニを殺した証拠である血のついた件を見つける。やっと命乞いをするチャンウン君に対し、フィは「チャニの墓へ行きひざまずいて謝る」ように命じる。
自分が低いせいで死ななければならなかったチャニが、娘だから死ななければならなかった自分とそう変わらないと感じたフィ。目をつぶり、耳を塞ぎ、延命するだけではなく、民のための国を夢見る王世子として成長したことをうかがわせる場面だった。
一方、その恥辱に耐えられなかったチャンウン君は、遺書を残して命を絶つ。このことが知られると、都城は「叔父に屈辱を与え、死に至らしめた世子」と大騒ぎに。フィの命が危ういと判断したヒョンは、フィを訪れてすべての秘密を知っていたと告白し、「廃世子になると待っているのは死のみ」として、ずっと大事にしていた靴を渡しながら一緒に逃げようと提案する。
そして1人、寂しい夜を迎えたフィ。髪を下ろして“女性”である自分と向き合いながら、ヒョンから渡された靴を履いて部屋を歩き回る。しかし、込み上げる涙も束の間、人の気配を感じてひどく驚いた。フィを除いていたのは、フィの父。ずっと隠してきたフィの秘密は発覚されてしまうのか。驚きに満ちたエンディングだった。
『恋慕』は、韓国KBS2にて毎週月・火曜21時30分に放送中。日本ではネットフリックス(Netflix)にて毎週月・火曜23時30分に配信される。全20話予定。
(記事提供=OSEN)
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