『ノクドゥ伝~花に降る月明り~』は本当に見どころが多いドラマだ。
まずは、チャン・ドンユンとキム・ソヒョンという主役コンビがいい。この2人が本当に魅力的だ。
チョン・ノクドゥを演じるチャン・ドンユンは、イケメン俳優として頭角を現した新進スター。スケールが大きい演技力を持っている。
一方、妓生(キーセン)のドンジュに扮するキム・ソヒョンは、説明がいらないほどの人気女優。子役のときから大活躍してきたが、大人の女優に成長した後も数々のヒット作品でヒロインを演じている。
【写真】人気時代劇の子役・脇役から主演女優へと出世したキム・ソヒョンとは?
そんなチャン・ドンユンとキム・ソヒョンが主役となった『ノクドゥ伝~花に降る月明り~』は、奇抜な設定が抜群に面白い。
なんと、チャン・ドンユンの女装姿が物語のメインになっている。なにしろ、男子禁制の村が舞台になっていて、主役のノクドゥは女性になりかわっていないと生きていけないのだ。それだけにノクドゥは必死に女性のふりをしていくのだが、随所に見せるルックスは、ホレボレするほど美しい。新たにファンになる視聴者が続出するのではないだろうか。
肝心なストーリーを見てみよう。
元気よく離島で暮らしていたノクドゥは、一家を襲ってきた刺客たちによってどん底に突き落とされる。復讐を誓って刺客を追いかけたノクドゥは、寡婦だけが住む村が怪しいと突き止め、そこに潜入しようとした。
しかし、そこは男子禁制なので女装せざるをえなかった。やむなく、村のとなりにある妓楼で妓生のドンジュと同居することになった。そのドンジュは、国王の光海君(クァンヘグン)を恨んでいて暗殺を狙っている。こうして、ノクドゥとドンジュの運命共同体のような過激な人生がリンクしていく……。
ドラマは、胸がキュンとするラブコメ場面があるかと思えば、復讐を狙う緊迫した展開が連続する。このように、ハラハラドキドキが止まらないのが『ノクドゥ伝~花に降る月明り~』なのである。
テレビ東京で10月27日から始まった放送が本当に楽しみだ。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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