NHKのBSプレミアムで日曜日午後9時から『花郎(ファラン) 希望の勇者たち』が放送されている。主演しているのはパク・ソジュンとパク・ヒョンシクだが、2人のキャラクターは好対照になっている。
というのは、パク・ソジュンは田舎から都会に出てきた無名の青年をワイルドに演じているのに対し、パク・ヒョンシクは新羅(シルラ)の24代王の真興王(チヌンワン)に颯爽と扮している。それだけに、パク・ヒョンシクは上品な雰囲気を常に漂わせているが、その演技はとても好評だった。
【関連】『花郎』で真興王を好演!! ZE:Aパク・ヒョンシクってどんな人?
こうして、『花郎(ファラン) 希望の勇者たち』で主演して俳優として評価を高めたパク・ヒョンシクは、後にドラマ『SUITS/スーツ』で大きな話題を集めている。
このドラマで彼が共演した相手は、韓流でも有名な大物俳優だ。それは、チャン・ドンゴンなのである。
2人は19歳も年齢差があるが、そんな違いを感じさせず、本当に親密な演技を続けていった。とにかく、本当にお互いの相性が良かったという。
そういう2人はどんな役を演じたのだろうか。
そもそも、『SUITS/スーツ』はアメリカの人気作品のリメイク版だ。
チャン・ドンゴンが演じているのは、レジェンドとも呼ばれる敏腕弁護士のチェ・ガンソクである。
そして、パク・ヒョンシクが扮しているのは、天才的な記憶力を持ったコ・ヨヌである。彼はニセの弁護士でもあった。
そんな2人が難しい裁判で活躍していくのが『SUITS/スーツ』の見どころだ。
パク・ヒョンシクの場合、特異なキャラクターを演じるにあたり、監督や脚本家と徹底的に話し合ったという。そのうえで天才的な記憶力をどう表現するかを自分なりに考えて役に没頭していった。もともと勘がいいセンスを持っているので、パク・ヒョンシクは多彩な表情を作ることがうまくできていた。
そうしたパク・ヒョンシクを見ていて、大先輩のチャン・ドンゴンも「彼は優れた点をたくさん持っている俳優です」と高い評価を与えていた。
大先輩の大物俳優に誉められて、パク・ヒョンシクもさらに俳優として大きな成長を見せていた。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
■【関連】『花郎』パク・ヒョンシク演じる真興王、史実ではどんな人?
前へ
次へ