演じるキャラの魅力を倍増させるパク・ソジュンの秘密…『花郎〈ファラン〉』の場合

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パク・ソジュンは『梨泰院クラス』の大人気によって日本でも広く知られるようになった。そうなると、彼の今までの作品にスポットが当たってきて、『サム、マイウェイ~恋の一発逆転!~』や『キム秘書はいったい、なぜ?』が人気急上昇していった、

特に、『キム秘書はいったい、なぜ?』はネットフリックスを通して見る人が激増し、2020年に日本で見られた韓国ドラマの上位作品に入るほど注目された。

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パク・ソジュンが演じる主人公のキャラクターは次々に話題になった。たとえば、『梨泰院クラス』ではパク・セロイという魅力的な主人公が仲間たちと壮大な夢を実現するために奮闘していったし、『キム秘書はいったい、なぜ?』ではパク・ソジュンが財閥御曹司というカリスマ的な人物を本当にユニークに演じていた。

写真=KBS『花郎』ポスター

時代劇として人気を得た理由

とにかく、パク・ソジュンが演じると、それだけでキャラクターの魅力がどんどんアップしていく。そういう意味では、彼が異色の時代劇である『花郎〈ファラン〉』で演じた主人公のソヌ(本当はムミョンという若者だった)も、とてもパワフルで、見ている人をワクワクさせるほど面白い人物だった。

この『花郎〈ファラン〉』は2016年12月から2017年2月まで韓国で放送されたのだが、古代の新羅時代を舞台にしていた点がとてもユニークだった。

タイトルにある「花郎」というのは、新羅時代の青少年たちの強力な育成組織のことだ。つまり、貴族の子弟たちが選抜されてエリート教育を受けたのが史実に残る「花郎」だったのである。

ただし、ドラマの中でパク・ソジュンが扮したソヌはエリートではなく、貧しい村の出身であった。そんな彼がエリート軍団に対抗していくというのが、『花郎〈ファラン〉』が痛快な時代劇として人気を得た理由の一つだった。

このように雑草的な人間を演じさせると、パク・ソジュンは本当にエネルギッシュだ。そういう意味でも、『花郎〈ファラン〉』はパク・ソジュンの魅力を全開にさせてくれたドラマだった。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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