パク・ソジュンの軟弱ぶりに笑いが止まらない!『キム秘書』の魅力

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パク・ソジュンとパク・ミニョンが主演して大人気となったラブコメが『キム秘書はいったい、なぜ?』だった。

パク・ソジュンにとっては、社会現象を巻き起こすほどの大人気となった『梨泰院クラス』の前に主演したドラマだったが、放送後も人気が持続して、新たな視聴者をどんどん獲得していた。それほど、息が長い人気が持続したのは、パク・ソジュンが演じたキャラクターが本当に愉快で面白かったからだ。

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『キム秘書はいったい、なぜ?』でパク・ソジュンが扮したのは、御曹司のヨンジュンだ。能力がケタ違いで、いくつもの外国語をペラペラしゃべり、記憶力が抜群で仕事の達人だった。しかも、長身でハンサム。非の打ち所がない男だ。

それでいて、典型的なナルシストであり、うぬぼれが凄い。そういう御曹司に9年間も秘書として務めたのがキム・ミソである。パク・ミニョンが演じている。

『キム秘書』でイ・ヨンジュン役のパク・ソジュンとキム・ミソ役のパク・ミニョン

ギャップを感じる行動

キム秘書も有能で申し分がないのだが、彼女は突然退職を願い出る。

しかし、ヨンジュンは退職の理由がまったくわからない。挙句の果てに、ヨンジュンはキム秘書が自分に気があるのではないか、と勘違いしてしまう。

むしろ、キム秘書はヨンジュンにまったく気がなく、退職するのも自分の人生を新しく始めたいと思ったからだった。

そんなこともまったくわからなかったヨンジュンは、とにかくキム秘書にやめてほしくないために、様々な作戦を練っていく。しかし、ビジネスではあれほど有能だったヨンジュンは、おんな心をまったく理解できず、とんちんかんな対応ばかりしてしまう。こういうギャップがあるヨンジュンの行動をドラマは次々に愉快に見せてくれる。

とにかく、ヨンジュンは究極の「勘違い男」なのだ。

扮しているパク・ソジュンも本当にとぼけた演技に終始して、いい味を出していた。『梨泰院クラス』で硬派な主人公を演じた彼の軟弱ぶりが『キム秘書はいったい、なぜ?』ではたっぷり見ることができて、本当に面白い。

文=康 熙奉(カン ヒボン)

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