2021年5月26日からBS日テレで放送されているハン・ヒョジュ主演の時代劇『トンイ』。このドラマで、張嬉嬪(チャン・ヒビン)役を務めているのが女優のイ・ソヨンだ。
張嬉嬪は、「朝鮮王朝三大悪女」の1人としてよく知られた女性で、多くの韓国時代劇に登場している。
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そんな彼女を『トンイ』のイ・ソヨン以外にどんな女優が演じているのかを紹介しよう。
1971年にMBCの「日日連続劇」として放送された『張嬉嬪』では、ユン・ヨジョンという女優が演じていた。
この『張嬉嬪』というドラマは、同じタイトルで1981年にMBCの月火ドラマ枠でも放送されており、こちらではイ・ミスクが張嬉嬪に扮していた。
その後、1988年の『仁顕王后』のチョン・イナ、1995年の『妖婦 張嬉嬪』のチョン・ソンギョン、2002年から2003年の『チャン・ヒビン』といった女優たちが張嬉嬪役を務めてきた。
ちなみに、現在放送されているイ・ソヨンが張嬉嬪を演じた『トンイ』は、2010年に初めて放送されたドラマだ。
その『トンイ』の後も、2012年放送の『イニョン王妃の男』のチェ・ウリ、2013年『チャン・オクチョン』のキム・テヒ、2016年『テバク~運命の瞬間(とき)~』のオ・ヨナなど豪華な女優たちが見事に張嬉嬪の魅力を引き出してきた。
さらに、張嬉嬪を題材とした作品はドラマだけでなく映画にもあり、1961年の『張嬉嬪』でキム・ジミ、1968年の『妖花 張嬉嬪』のナム・ジョンイムが演じている。
以上のように、多くに作品に登場してきた張嬉嬪。今の韓国で彼女を知らない人はいないのではないかと思う。
朝鮮王朝時代に悪女と呼べる女性は何人かいたが、一番有名な悪女と言えばやっぱり張嬉嬪だろう。
その中でも、『トンイ』で見せたイ・ソヨンの演技は本物の張嬉嬪だと思えるほどの迫力があった。
彼女以外の出演者たちも見事な演技をドラマを盛り上げているため、『トンイ』は本当に何度見ても飽きない時代劇だと言える。
文=大地 康
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