INFINITEのエルとして知られるキム・ミョンスは、俳優として活躍しているが、時代劇で最初に出演したのが『仮面の王 イ・ソン』だった。
とにかく、キム・ミョンスは音楽の世界だけでなく俳優としても器用なセンスを持っている。演技の勘がとても良く、ここ数年で俳優として目覚ましい活躍を見せている。
そんな彼が『仮面の王 イ・ソン』では、本当に印象的な演技を披露した。
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このドラマは、ユ・スンホが演じている主人公の世子(セジャ)イ・ソンが、事情があって生まれた時から仮面をかぶっているという不思議な設定となっている。そして、キム・ミョンスは同じ名前のイソンに扮していて、世子の身代わりとして仮面をつける生活を続けていく。それは貧しい境遇に育った彼が世子のためにできる唯一のことだった。
やがて苦難を乗り越えてイ・ソンは立派な国王への道を歩むが、その協力者として奮闘したのがイソンであり、キム・ミョンスが魅力たっぷりに演じきっていた。
しかも、彼はラブロマンスでも抒情的なシーンで甘い雰囲気をうまく醸し出していた。
実際のところ、シナリオを読んで絶対にこの役をやりたい、と意欲を燃やしたキム・ミョンスは、『仮面の王 イ・ソン』を大いに盛り上げ、時には主役のユ・スンホを目立たなくさせるほど、自分の存在感を堂々とアピールした。
そうした成果は、キム・ミョンスを大いに勇気づけた。
その3年後に制作された『暗行御史:朝鮮秘密捜査団』でキム・ミョンスは、悪行を摘発する暗行御史(アメンオサ)として活躍するが、彼の颯爽とした捜査ぶりは、胸がすくほど痛快だった。
その『暗行御史:朝鮮秘密捜査団』は今年2月9日に放送が終了し、キム・ミョンスは2月22日に兵役のために海兵隊に入隊した。
韓国で海兵隊は訓練が一番厳しいことで有名だが、キム・ミョンスもさぞかし立派に兵役に励んでいることだろう。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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