テレビ東京で始まる『仮面の王 イ・ソン』はどんなドラマなのか

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テレビ東京の韓流プレミアでは面白い時代劇をよく放送しているが、4月26日からは『仮面の王 イ・ソン』が始まる。

このドラマは不思議な内容を持っている。生まれたときから仮面をかぶったまま育った世子が主人公になっているのだ。

設定が奇抜だ。なにしろ、ずっと仮面の王子が政治や恋愛に奮闘する姿が描かれている。そういう意味では、創作アイディアがとても豊かな歴史エンターテインメントと言える。

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その仮面の王に扮するのがユ・スンホだ。

彼は子供のころから天才子役と言われていた。映画『おばあちゃんの家』で注目された以降は、『太王四神記』『王と私』『善徳女王』などでセンスがいい演技を披露し、大人の俳優に成長したあとも『リメンバー』などで活躍している。

(写真=韓国MBC『君主-仮面の主人(原題)』ポスター)

完成度が高い時代劇

共演しているヒロインはキム・ソヒョンだ。

彼女も韓国ドラマが好きな人にとって愛着のある女優だ。子役時代は『太陽を抱く月』で同じく天才子役と称されたキム・ユジョンと共演して華やかな話題をふりまいていた。

ユ・スンホともドラマ『会いたい』で共演しており、2人は『仮面の王 イ・ソン』で4年ぶりにドラマで再会している。

キム・ソヒョンはこのドラマの中で薬草を扱う家の娘に扮しているが、ストーリーの始まりを紹介しよう。

朝鮮王朝のある時代、「辺首会(ピョンスフェ)」という秘密結社があった。こともあろうに、国王がこの辺首会に弱みを握られてしまい、大切な世子の命を引き替えにして、水を管理している役所の全権を渡すことになってしまった。

世子は仮面で素顔を隠さざるをえなくなるが、自分がなぜそんな運命になったのかを知りたくなり、王宮を抜け出して様々な捜査を行なっていく。その過程で辺首会の存在を知り、その秘密結社の壊滅をめざしていくのである。

その世子であるイ・ソンをユ・スンホが凛々しく演じていて、キム・ソヒョンが扮するハン・ガウンは薬草にとてつもなく詳しい娘となって様々な形でイ・ソンを助けていく。

秘密結社の正体、世子イ・ソンの王宮内外での奮闘、朝鮮王朝時代の情熱的なラブストーリーなどが『仮面の王 イ・ソン』でたっぷりと描かれており、完成度が高い時代劇としてとても人気が高い作品となっている。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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