NHKで日曜日の午後11時から放送されている『ヘチ 王座への道』で、パク・ムンスを演じているクォン・ユル。
彼が扮するパク・ムンスは、少論の名家の出身の正義感の強い熱血漢の強い男性だが、何度も科挙の試験を受けては落第している。
そんな人物を演じるクォン・ユルは、ドラマ全体を通して科挙のシーンが一番印象に残っているという。
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これまでたくさんの時代劇が放送されてきたが、科挙の受験者たちが人込みをかき分けながら試験場に入っていく姿が描かれたことはない。
『ヘチ 王座への道』での科挙の場面で、コミカルな演技ができたと感じたクォン・ユル。
彼がもし、パク・ムンスと同じ人生を歩んでいた場合は、科挙の試験に4、5回落ちたら諦めるかもしれないが、パク・ムンスのように10回以上受けていたら、試験に受かるまで諦めないという。
たとえそれが味方のいない状況でも、自分を説得したり、自分の考えを振り返ったりしながら、信じた道を最後まで貫くだろうと考えているクォン・ユル。
そういった考えを持っているからこそ、ドラマの中で何度も科挙の試験を受け続けるほど頑張り屋なパク・ムンスを演じることができたと思う。
そんなクォン・ユルは、ヨニングン(延礽君)役のチョン・イルやヨジ役のコ・アラたちと一緒に見事な演技を披露している。
彼自身、この『ヘチ 王座への道』について、自分たちの生きる世の中がもっと良くなるように、時代を変えようとした人々の壮大なドラマだと感じている。
果たして、今後の物語の中でパク・ムンスは科挙に合格することはできるのか。これからの展開を予想しながら、ドラマの放送を楽しみに待っていよう。
文=大地 康
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