2019年から2020年にかけてネットフリックスで放送されたドラマ『キングダム』は、時代劇とゾンビをコラボさせた異色作である。
この作品の舞台となっているのは架空の朝鮮王朝で、チュ・ジフンが演じるイ・チャンは王と側室の間に生まれた世子(セジャ)である。
『キングダム』は2019年に放送されたシーズン1と2020年に放送されたシーズン2があり、チュ・ジフンを始めとして、ヒロインのソビを演じたペ・ドゥナやイ・チャンと対立するチョ・ハクジュ役のリュ・スンリョンたちと共演した。
シーズン1、2の両方でメインキャストを務めたチュ・ジフンは、ドラマの撮影にどのように臨んでいたのだろうか。
朝鮮王朝に謎の病が蔓延し、感染者がゾンビになるという根本的な物語の中で、裏切りにあい絶体絶命のピンチに陥ってしまうが、それによって大きく成長して国や民のために解決しようと決意するイ・チャン。
シーズン1と2合わせて数々の戦闘シーンの撮影を行なったチュ・ジフン。かなり大変だったようで、あまり足場のよくない場所で迫りくるゾンビと戦う場面は緊張したという。
それだけ苦労して撮影を行なっていただけに、ドラマの中で繰り広げられる数々の戦闘シーンは本当に迫力があり、リアリティも抜群だった。
彼は、本格派の俳優としてこれまでに多くのドラマや映画に出演してきた。その経験があるからこそ、主役として最後までドラマを盛り上げることができたのだろう。
このドラマの見どころは、多くの戦闘シーンでの俳優のアクションはもちろんだが、チュ・ジフンと他の出演者たちの共演も魅力的だ。
常に作品ごとに新しいイメージを見せるチュ・ジフン。映画では『私は王である』や『背徳の王宮』といった時代劇に出演している。
これからも、俳優として様々なキャラクターを演じていくことだろう。彼が次にどんな役を演じるのかがとても興味深い。
文=大地 康
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