2010年に放送された時代劇『トンイ』。舞台となっているのは朝鮮王朝の19代王・粛宗（スクチョン）の時代である。
このドラマでハン・ヒョジュが演じた主人公のトンイは、歴史上では淑嬪・崔氏（スクピン・チェシ）と言われている。彼女は粛宗の側室となり、21代王・英祖（ヨンジョ）の母親となった女性だ。
しかし、当時まだ時代劇に不慣れだったハン・ヒョジュは、演技の経験を積むために監督であるイ・ビョンフンから演技のトレーニングを受けた。
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その方法とは、監督のこれまでの作品から選ばれたシーンを短い時間の中で次々と演じていくというものなのだが、その成果もあって、撮影前と比べて役に入る時間がすごく短くなったとこにビックリしたそうだ。
こうして、撮影前にしっかりと準備をしたハン・ヒョジュは華麗な演技を披露して強い印象を残した。
さらに、彼女はモデルとしても活動しているため、そのスタイルは抜群で親しみやすさがあるのも魅力的である。
女優として順調にキャリアを積んできたハン・ヒョジュは、自分が演じたトンイをどんなこんなにも打ち勝つことのできる前向きなキャラクターと表現している。
彼女にとって、この『トンイ』の撮影は楽しいものだったようで、塀を乗り越えるために粛宗を踏み台にするシーンなど、粛宗とトンイの仲睦まじい姿を演じたことが印象に残っているようだ。
このドラマでハン・ヒョジュは、粛宗役のチ・ジニはもちろん、張禧嬪（チャン・ヒビン）役のイ・ソヨンや仁顕（イニョン）王后役のパク・ハソン、チョン尚宮（サングン）役のキム・ヘソンたちと息の合った演技を見せる。
ハン・ヒョジュは、『トンイ』以外にも2012年に公開された映画『王になった男』や現代劇のドラマ『華麗なる遺産』や映画『ビューティー・インサイド』など、魅力的な作品がたくさんあるし、今年は日本映画の『太陽は動かない』にも出ている。
今後も彼女の活躍から目が離せない。
文＝大地 康
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