『イ・サン』に出演したイ・ソジンは正祖にどんなイメージを持っていたのか

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2007年から2008年にかけて放送された時代劇『イ・サン』で、主人公の22代王・正祖(チョンジョ)を演じた俳優イ・ソジン。

正祖の父親である思悼世子(サドセジャ)は21代王・英祖(ヨンジョ)の長男なのだが、老論派の重臣や親族たちによって罠にかけられ、最終的には米びつに閉じ込められて餓死してしまう。

その思悼世子に代わって英祖が新しく後継者に示したのが、当時まだ幼かった正祖だ。

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彼は自分の父親を陥れた者たちに復讐心を抱いていた。

さらに、とても用心深かった正祖は寝るときも着替えることなかった。案の定、彼は報復されることを恐れた者たちが放った刺客に何度も命を狙われることになる。

『イ・サン』で正祖を演じたイ・ソジン

イ・ソジンが感じた正祖の魅力

そうした命の危機を乗り越えて1776年に22代王として即位して、政治や経済、生活水準の向上など数多くの功績を残した。

その功績から名君として知られている王を演じたイ・ソジンは、正祖に対して進歩的な考えを持った王だと思ったという。

しかし、イ・ソジンは学生のころに、ハングルを作った4代王の世宗(セジョン)や朝鮮出兵での豊臣軍との戦いで活躍した李舜臣(イ・スンシン)については学んでいたが、正祖のことはあまり教わっていなかったようだ。

そのため、『イ・サン』に出演したことで正祖に対する知識を得て、彼が多くの功績を残した王だということを知ったのである。

イ・ソジンは最初に既存の王を思い描いたことから『イ・サン』に出演しようとは思っていなかったそうだが、王ではなく人間の

イ・サンに合わせると言われたことで、人間的に苦悩する正祖に魅力を感じて、作品に興味を持ったのだという。

以上のように、名君と呼ばれた22代王・正祖を演じたイ・ソジンは、すばらしい演技で王の役を演じきって、視聴者に強い印象を与えた。

さらに、共演者であるソンヨン役のハン・ジミンやパク・テス役のイ・ジョンスとの息もピッタリだ。

今後もイ・ソジンの活躍にぜひとも注目したい。

文=大地 康

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