かつて韓国の芸能界には、「子役は大成できない」というジンクスがあった。しかし、何人かがこのジンクスを破ってきたが、今でいうと、ヨ・ジングがジンクスを完全に凌駕してくれた。とにかく、最近の彼の活躍は本当に凄まじい。
もともとヨ・ジングといえば、『太陽を抱く月』のイ・フォン役で子役として大ブレークした。キム・スヒョンの子供時代に扮したのだが、主役であるキム・スヒョンがプレッシャーを受けるほど序盤に登場したヨ・ジングの演技はとても良かった。
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そんなヨ・ジングは、チャン・グンソクが主演した『テバク~運命の瞬間(とき)』で大人の俳優として成長した姿を見せてくれた。彼が演じたのは21代王の英祖(ヨンジョ)だったが、ヨ・ジングは堂々とした演技でチャン・グンソクに「彼は恐ろしい俳優だ」と言わせるほどだった。
そして、ヨ・ジングは時代劇の『王になった男』でいよいよ主役として俳優陣を牽引する立場になった。このドラマでヨ・ジングは、1人2役で国王と道化師を演じた。彼は、同じ俳優が演じているとは考えられないほど、2つの役を巧みに表現していた。
こうしてヨ・ジングは、天才子役から一気に飛躍したのだ。
以後、ヨ・ジングはIUと共演して、2019年にドラマ『ホテルデルーナ~月明かりの恋人~』を成功させた。彼は多様な演技を披露して最高の結果を残した。その勢いを持続させて、ヨ・ジングは今、2021年2月に放送予定のJTBCの新しいドラマ『怪物』(原題)を撮影している。
果たして、ヨ・ジングはトップ俳優としてどんなキャラクターに挑んでいくのか。期待が高まるばかりだ。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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