ヨ・ジングがIUと共演した『ホテルデルーナ～月明かりの恋人』が人気を集め、彼は今や人気絶頂の若手俳優になった。
そんなヨ・ジングはもともと子役としてデビューした。そして、大評判になったのが『太陽を抱く月』のイ・フォン役だった。ここでは、キム・スヒョンの子供時代に扮したのだが、ヨ・ジングの演技は本当にすばらしかった。
【関連】『王になった男』で1人2役をこなしたヨ・ジングは何が凄い？
『太陽を抱く月』は高い視聴率を挙げたが、序盤でヨ・ジングが子役として活躍したことも大きかった。それゆえに、彼は天才子役と称されたのだ。
続いて、ドラマ『会いたい』でもヨ・ジングは子役としてとても重要な役柄に挑んだ。このドラマは、ユチョンとユン・ウネが主役だったが、ヨ・ジングはユチョンの子供時代を演じて大人顔負けの演技力を見せた。
子役として実績を積み重ねたヨ・ジングは、成長した後にチャン・グンソクが主演した『テバク～運命の瞬間（とき）』に出演した。もはや、立派な大人の俳優だった。
彼が演じたのは21代王の英祖（ヨンジョ）だった。こうした有名すぎる国王を若きヨ・ジングは堂々と演じた。
主役のチャン・グンソクも、制作発表会で「ヨ・ジング氏は本当に恐ろしい俳優だと思います」と称賛していた。
さらに、ヨ・ジングは、本格派時代劇の『王になった男』で主役を演じ、1人2役で国王のイ・ホンと道化師のハソンを演じた。とても難しい演技を強いられたのだが、評判が良かった。同じ顔をしているとはいえ、国王のイ・ホンと道化師のハソンでは性格がまったく違う。しかし、ヨ・ジングは、1人の俳優が演じているとは思えないほど、国王と道化師の性格や表情の違いをうまく表現していた。
やはり、彼は天才子役から大いに成長してきた俳優だ。演技のセンスが抜群なのである。
これからもヨ・ジングは面白いドラマに次々に主演するだろう。時代劇でも、『王になった男』のような傑作に出でほしい。
文＝康 熙奉(カン・ヒボン)
【関連】追放もあった!!『王になった男』の実在の王はどんな晩年を送ったのか
前へ
次へ
.jpg)
