イ・ジュンギの出世作としても知られる映画『王になった男』は、暴君と呼ばれた朝鮮王朝第15代王・燕山君(ヨンサングン)と、ふたりの旅人の人生を交錯させた人間ドラマだ。
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実際、歴史書『朝鮮王朝実録』には燕山君が芸人たちを王宮付きの芸人として召し抱えていたことが記されており、その中にはイ・ジュンギが扮したコンギルという名の芸人がいたことも記されている。
そういた史実をモチーフに、当時の過酷な身分制度や孤独で悲しみを抱える燕山君を描いた。
主人公の旅芸人チャンセン役のカム・ウソン、燕山君役にはチョン・ジニョンと実力派俳優が名を連ねる。
女形芸人コンギル役には、今や韓流スターとなったイ・ジュンギ。彼の人気がブレイクした作品だ。韓国では時代劇ながら1300万人の観客動員数を記録するメガヒットとなった。
旅芸人のチャンセンとコンギルは、朝鮮王朝第15代王・燕山君(ヨンサングン)とその側室である張緑水(チャン・ノクス)の関係を皮肉った芝居で人気を得るが、王を侮辱した罪で囚われの身となる。
が、燕山君は彼らの芝居を気に入り、ふたりを王宮付きの芸人として迎え入れる。
特に女形のコンギルは燕山君の寵愛を受けるようになり、それに嫉妬した張緑水も策謀を巡らせる。
そんな中、宮廷内の権力争いは熾烈化し、ふたりの旅芸人の運命はもちろん、燕山君もその渦に巻き込まれていく……。
構成=韓ドラ時代劇.com編集部
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