NHKで放映中の韓国時代劇『100日の郎君様』。その主人公である世子イ・ユルを演じているのは、韓国の男性アイドルグループEXOのメンバーであるD.O(ディオ)だ。
EXOではメインボーカルを務める一方、早くからドラマや映画にも出演してきた彼は、役者業の際にはその芸名を本名のド・ギョンスとしてきた。
そのド・ギョンスの名で彼は数々の話題作に出演。『明日へ』(2014年)、DVD鑑賞ボックスで起きるスリラー『7号室』、そして韓国はもちろん、日本でもヒットした『神と共に』シリーズなどがそうだが、実は『100日の郎君様』へのキャスティングが決まったとき、一部のファンの間は憂慮する声もあった。
それまで時代劇の経験がまったくなかったためだが、実は『100日の郎君様』への出演はト・ギョンス自らが希望したものだったという。
その事実を明かしたのが『100日の郎君様』を企画したソ・ジェヒョンPDである。ソPDは韓国メディアの『スポーツ朝鮮』との単独インタビュー(2018年10月30日付け)で次のように明かしている。
「『100日の郎君様』は青春ロマンス時代劇ということもあって、20代の俳優をキャスティンングしなければならなかったのですが、時代劇というジャンルの特性から男性俳優たちがやや負担に思うところがあったようです。そんな中でト・ギョンスさんのほうから先に提案があったのです」
つまり、ド・ギョンスのほうから『100日の郎君様』への出演を強く希望したということだが、ソPDはすぐにあることを始めたらしい。
「(提案があってから)ド・ギョンスさんの過去の出演様をすべてモニタリングしました。はたして彼がイ・ユルという役柄を演じることができるか、気になったからです」
そしてすぐに結論が出たという。
「(ド・ギョンスの過去作品を)一度見るだけで、そういった心配はすべてなくなりました。初めて彼と会ったとき、目が澄んでいて自信にあふれていました。ド・ギョンスさんは口数が少ないほうでしたが、“こんな演技もできますか?”と尋ねると静かに首を縦に振ったのですが、その表情には“僕がすべてやっつけてやる”というような表情でした。それからはもう、憂慮することは一切ありませんでしたよ」
【写真】『100日の郎君様』の出演者たちがEXOのダンスを愉快に披露したワケとは?
ソPDが明かしたキャスティング秘話。『100日の郎君様』はト・ギョンスを主演に起用できた時点で、すでに成功が約束されていたのかもしれない。
構成=韓ドラ時代劇.com編集部
【写真】『100日の郎君様』には『冬ソナ』女優が出演していた!!
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