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韓国KBSの2026年大河ドラマ『文武』にイ・ヒョヌク、チャン・ヒョクら豪華キャストが集結!

2025年11月19日 作品情報 #時代劇
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11月18日、韓国KBSの35作目となる大河ドラマ『文武』の制作報告会が行われ、キム・ヨンジョ監督をはじめ、イ・ヒョヌク、チャン・ヒョク、キム・ガンウ、チョン・ウンイン、チョ・ソンハの主要キャストが出席した。

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『文武』は、弱小国だった新羅が高句麗、百済、さらには唐までも超えて三韓統一を果たすまでの壮大な物語を描く。

『花郎<ファラン>』『チャン・ヨンシル ~朝鮮伝説の科学者~』などを手がけたキム・ヨンジョ監督と、KBS脚本公募ミニシリーズ部門(2021年)の当選作家キム・リホンがタッグを組み、三国時代の“たった一つの勝利”にすべてをかけた指導者たちの孤独で苛烈な物語を届ける見込みだ。

左からチョン・ウンイン、キム・ガンウ、イ・ヒョヌク、チャン・ヒョク、チョ・ソンハ(写真提供=OSEN)

キム・ヨンジョ監督は本作の企画意図について、「このドラマには4つの国が登場する。学生時代には新羅が統一したものの高句麗の全土を得られなかったため“新羅は悪役”のように感じた。なので最初はこの企画に反対していたが、キム・リホン作家から『新羅の統一は偶然の連鎖反応の産物であり、火付け役は淵蓋蘇文(ヨンゲソムン)だった』と言われた」と前置きした上で、「日本を含めれば5つの国が生存をかけて対峙していた時代であり、どんなリーダーが国を生かすのかという問いを投げかける。金春秋(キム・チュンチュ/後の武烈王)、金庾信(キム・ユシン)、金法敏(キム・ボムミン/後の文武王)と代表される人物たちがいるが、特に文武王の戦略から感動を受け、その魅力にハマった。我が国にもこんなに素晴らしい王がいたことを知らせるのが義務ではないかと思い、このドラマに取り組んだ」と語った。

さまざまな解釈が存在する三国統一時期を描くことについては、「歴史歪曲はないと思う」と断言。「国会図書館に通いながら研究しているし、諮問の教授団もいる。勝利を強調するために中国を悪く描いたりもしていない。できる限り客観的に描写するよう努める」と強調した。

『文武』には、イ・ヒョヌク、チャン・ヒョク、キム・ガンウ、チョン・ウンイン、チョ・ソンハら豪華キャストが出演することで、早くも期待を集めている。

イ・ヒョヌク(写真提供=OSEN)

イ・ヒョヌクは、金春秋の長男で金庾信の甥にあたる金法敏(=文武王)を演じる。烈しい自尊心と胆力を持ちながら、国家のためには屈辱さえ飲み込む冷徹な勝負師で、血と涙が交錯する戦場で“統一の王”へと成長していく。

初の大河主演となるイ・ヒョヌクは「撮影が終わるまで歴史の勉強を続けることになりそうだ。古きを学び新しきを知る姿勢で臨みたい」と語り、「文武王の冷静で現実的な一面に魅力を感じた」と話した。

チャン・ヒョク(写真提供=OSEN)

チャン・ヒョクは、高句麗が生んだ“戦神”であり独裁者・淵蓋蘇文を演じる。彼は「歴史的評価が分かれる人物だからこそ、これまでのイメージとは違う内面を表現したかった」と語った。

キム・ガンウ(写真提供=OSEN)

キム・ガンウは新羅初の真骨出身王・金春秋役。「大河は重厚だと思われがちだが、台本が非常に躍動感にあふれ面白かった。まるで武侠小説を読む感じだった」と出演理由を明かした。

チョン・ウンイン(写真提供=OSEN)

新羅政界の実力者で冷徹な現実主義者・金眞珠(キム・ジンジュ)を演じるチョン・ウンインは、「最後まで文武王を苦しめる人物だ。最も現実的で立体的な人物として描かれるはずだ」と語った。

チョ・ソンハ(写真提供=OSEN)

チョ・ソンハは、高句麗の名将で後に栄留王となる高建武(コ・ゴンム)を担当。「両側から圧力を受ける難しい時代に、王として深い葛藤を抱えながら生きた人物だった。そういう部分を表現しようと努めた」と語った。

KBSが豪華キャストで贈る大河ドラマ『文武』は、2026年に放送予定。

(記事提供=OSEN)

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