秋まっさかりに2025年ベスト5を選出!『暴君のシェフ』は何位なのか

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2025年は本当に韓国ドラマのレベルが高い。傑作が次から次へと配信されてきて、視聴者を大いに楽しませてくれた。そんな中で、まだ10月と気が早いかもしれないが、2025年のベスト5を選出してみた。本当に、素晴らしいラインナップになっている。

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●5位/『トラウマコード』(Netflixで配信)

『トラウマコード』
(写真=Netflix)

主人公ペク・ガンヒョク(演者チュ・ジフン)は天才的な腕を持つ外科医。大学病院の重症外傷チームのリーダーだが、標的は患者の命より病院の収支を優先する冷徹な院長。そんな院長の陰謀によってガンヒョクは追放されそうになるが、必死になって患者を救うために獅子奮迅の戦いを続ける。

彼の型破りな行動と激情がどこまでも痛快。医療とは何か、人の命とは何か、ガンヒョクの信念が最後まで胸に響く作品である。

●4位/『おつかれさま』(Netflixで配信)

『おつかれさま』
(写真=Netflixシリーズ『おつかれさま』)

主人公オ・エスンが歩んだ人生が、温かな叙情とともに描かれている。若き日のエスンをIUが演じ、中年期からはムン・ソリがその人生を引き継ぐ。物語の後半では、IUがエスンの娘クムミョンも演じ、母から娘へと命の時間を繋いでいく姿が印象的である。夫ヤン・グァンシクは、若い頃をパク・ボゴムが、中年以降をパク・ヘジュンが演じている。

彼は海で汗を流しながら家族を支える朴訥で真摯な男。常に妻と子供を最優先に生きてきた。まさに、家族という名の奇跡を静かに照らし出す、心に沁みるヒューマンドラマである。

●3位/『オク氏夫人伝 -偽りの身分 真実の人生-』(U-NEXTで配信)

『オク氏夫人伝』
(写真=JTBC)

主人公クドク(演者イム・ジヨン)は、奴婢として冷酷な両班に虐げられ、屈辱の闇に閉ざされた日々を送っていた。しかし、逃亡の果てに彼女を待っていたのは、奇跡のような出会いだった。以後、クドクは名門の令嬢オク・テヨンとして生きることになる。

彼女は外知部(ウェジブ/法律の弁護人)として人々の冤罪を晴らし、正義を求めて戦う。そんな彼女の運命に深く関わるのが芸人チョン・スンフィ(演者チュ・ヨンウ)。2人の数奇な人生が交錯していく展開が圧巻だった。

●2位/『エスクワイア : 弁護士を夢見る弁護士たち』(Netflixで配信)

『エスクワイア』
(写真=(株)BAエンターテインメント、SLL、StudioS)

巨大な法律事務所ユルリムを舞台にして、訴訟チーム長のユン・ソクフン(演者イ・ジヌク)と新人のカン・ヒョミン(演者チョン・チェヨン)が活躍していく。その中で、ドラマは法律事務所の陰謀が渦巻く裏側もたっぷり見せてくれる。

さらに、ユン・ソクフンとカン・ヒョミンという有能弁護士ペアは、様々な愛の形を経験しながら、人間の知性と愛情を織り込んで訴訟に取り組んでいく。その生き方が感動的だ。

●1位/『暴君のシェフ』(Netflixで配信)

『暴君のシェフ』
(画像=スタジオドラゴン)

イ・チェミンが演じた国王イ・ホンの存在感が強烈。また、ヒロインに扮したイム・ユナの演技センスが抜群で、美しいコメディエンヌぶりを見せてくれた。現代の天才シェフが朝鮮王朝時代にタイムスリップして、フランス料理のエッセンスを取り入れながら最高の料理をイ・ホンに披露していく。

そうした展開が本当に面白い。また、史実をうまく取り入れた歴史描写が素晴らしく、2025年ナンバーワンの傑作だと素直に評価できる。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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