人間関係のドラマ性と青春の汗、『TRY』が描くラグビー部の軌跡と視聴者の共感

2025年08月28日 話題 #Netflix #OSEN #写真
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韓国SBSドラマ『TRY~僕たちは奇跡になる~』が、癒しのウェルメイドドラマとして存在感を高めている。

『TRY~僕たちは奇跡になる~』は、予測不能な“変わり者”監督チュ・ガラムと、万年最下位の漢陽体育高校ラグビー部が全国体育大会優勝を目指して突き進む、コミカルな成長スポーツドラマである。

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最新の第9話と第10話では、最高視聴率7.4%を記録し、特に第9話では2049(20~49歳)視聴者層で最高2.96%を獲得し注目を集めた。

さらに、グッドデータコーポレーションの“FUNdex”が発表した8月第3週(8月18日~8月24日)TVドラマ話題性ランキングではSNS部門で第2位となり、2049世代からの熱い支持を証明した。

『TRY~僕たちは奇跡になる~』が2049世代を惹きつけている大きな理由は、“自動的に応援したくなる”成長ストーリーにある。

万年最下位だった漢陽体育高校ラグビー部が、チュ・ガラム監督(演者ユン・ゲサン)と出会い、徐々に力をつけていく姿が胸を震わせ、視聴者の共感と声援を呼び起こしているのだ。

(写真=韓国SBS)

監督の真心あふれる指導の下、自ら殻を破り成長するユン・ソンジュン(演者キム・ヨハン)、オ・ヨングァン(演者キム・イジュン)、ソ・ミョンウ(演者イ・スチャン)、ト・ヒョンシク(演者ユン・ジェチャン)、キム・ジュヤン(演者ファン・ソンビン)、ピョ・ソノ(演者ウ・ミンギュ)、ムン・ウン(演者キム・ダン)らの姿は、2049世代の視聴者の心を強く掴んでいる。

第2話では、ガラム監督の作戦のもと、昨年の全国大会優勝校・大尚高を相手に初トライを決めたキャプテン・ソンジュンの姿が強烈な印象を残した。

また第5話では、将来を悩むヨングァンが監督の助言を受け、公務員試験ではなくラグビーを選ぶ決断を下し、感動を呼んだ。

さらに、トラウマを克服してタックルに成功するウン、挑発に動じず試合に集中するヒョンシクなど、選手1人1人の成長が積み重なり、チーム全体の“奇跡の物語”へと繋がっている。

一方、ベ・イジ(演者イム・セミ)の成長も共感を呼んでいる。

彼女は射撃部のエース、ソ・ウジン(演者パク・ジョンヨン)を守るため“イップス”を克服し、さらにウジンのリハビリを支えるために学校へ戻る決意を固めた。

生徒の気持ちに寄り添い「射撃を続けたい」という思いを誰よりも理解するイジの姿は、胸を熱くさせた。

2049世代を引き込んでいるもう1つの理由は、多彩な人間関係である。

ガラムとイジの切ないロマンス、ソンジュンとウジンの爽やかな青春ロマンス、師弟関係の“化学反応”、ブルーベリースムージーでつながるウジンとウンの関係、“高3ズ”と呼ばれるソンジュン・ヨングァン・ミョンウの友情、漢陽体育高ラグビー部のチームワーク、さらには“元祖漢陽体育高メンバー”の軽妙なやり取りまで、笑いと感動を交互に呼び込み、視聴者の没入感を高めている。

自動的に応援したくなる成長ストーリーと、人間関係の濃厚なドラマ性で視聴者を惹きつけてきた『TRY~僕たちは奇跡になる~』も残すところあと2話。第10話のラストで、監督ガラムが重症筋無力症を告白し、ラグビー部に波乱が訪れることが予告された。

はたして彼らは全国大会に無事出場できるのか。そして全国大会優勝という奇跡を本当に掴むことができるのか、クライマックスに向けて視線が集中している。

韓国SBSドラマ『TRY~僕たちは奇跡になる~』は、毎週金・土曜 夜9時50分より放送中で、Netflixでも視聴することができる。

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