映画『EXIT イグジット』のイ・サングン監督による最新作『悪魔が引っ越してきた』(原題)が、7月9日に制作報告会を開催し、その全貌を明らかにした。観客の期待が日に日に高まるなか、本作の見どころも続々と公開されている。
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2019年、監督デビュー作『EXIT イグジット』で観客動員942万人を記録し、韓国の夏の映画界に旋風を巻き起こしたイ・サングン監督が、今回は再び少女時代のユナとタッグを組み、夏のスクリーンに戻ってくる。
新作『悪魔が引っ越してきた』は、毎晩“悪魔”に変貌する女性・ソンジ(演者ユナ)を監視するという奇想天外なアルバイトを始めた青年ニート・ギルグ(演者アン・ボヒョン)の魂を削るような日々を描いた悪魔憑きコメディだ。
『EXIT イグジット』の成功を支えた制作陣が再集結している点も注目を集めている。プロデューサーのペク・ヒョンイク、撮影監督キム・イルヨン、照明監督キム・ミンジェ、美術監督チェ・ギョンソンらが本作にも参加する。
イ・サングン監督ならではの無害でユーモラスな世界観を、熟練スタッフの技術で完成度高く仕上げたという。
監督自身も「『EXIT イグジット』のチームと再び仕事ができた現場は、ユナの役者としての姿勢や人柄についても深く理解し合えた貴重な時間だった」と振り返った。
ユナとアン・ボヒョンは本作で、まさに衝撃的な出会いを果たす。ユナが演じるのは、昼は普通のパン屋を営みながら、夜明けになると上級悪魔へと変貌するソンジ。
一方アン・ボヒョンは、会社を辞めて無気力な日々を送っていたが、ひょんなことからソンジの秘密を知り、彼女を守るという不思議な深夜バイトを引き受けることになるギルグを演じる。
これまでに見せたことのないギャップあるキャラクターを通じて、ふたりのユニークな掛け合いが披露される予定だ。
現場でもふたりの息はぴったりだったようで、イ・サングン監督は「すべてのシーンで一緒に研究しながら演じたことで、急速に親しくなった。彼らの相性の良さが作品の大きな力になった」と語った。
さらに「身長差のあるケミストリーも見どころ」とコメントしており、演技だけでなくビジュアル面での相性にも期待が高まる。
また、ソンジが内向的(Iタイプ)な性格ながら、夜になると恐ろしい悪魔へと変貌するという設定や、無気力な引きこもり生活を送っていた青年が偶然その秘密を知り、彼女の守護者となるアルバイトを始めるというストーリーには、イ・サングン監督ならではのピュアで奇抜な発想が色濃く反映されている。
加えて、娘の恐ろしい秘密を長年知りながらも超然と受け入れる悪魔パパのチャンス役のソン・ドンイル、朝はパンを焼き、昼は店を切り盛りし、夜はクラブに行きたいという超マイペースなMZ世代の従姉妹アラ役のチュ・ヒョニョンなど、個性的なキャストが揃い、悪魔の世界をより鮮やかに彩っていく。
映画『悪魔が引っ越してきた』は、2025年8月13日より韓国で公開予定。
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