チ・チャンウク主演のドラマ『あなたが願いを言えば』(KBS2)が、初回から笑いと感動の嵐を呼んだ。
韓国で8月10日から放送中の同作は、末期がん患者たちの最後の願いを叶えるオランダの財団がモチーフになった作品。追い込まれて人生を諦めていた主人公の青年が、社会奉仕の命令を受けて入ったホスピタル病院で患者たちの最後の願いを明るく愉快に叶えてあげる“ヒーリング”ドラマだ。
刺激的な要素は一切なく、人々の最期を見守るキャラクターたちの温かい心を描きながら新たな“癒しドラマ”の誕生を知らせた。また、エピソードごとにさまざまな事情を抱えたキャラクターの登場はもちろん、笑いの中に真摯なメッセージを盛り込み、視聴者から好評を得ている。
何よりも、生きる意欲のない主人公ユン・ギョレ(演者チ・チャンウク)が残したインパクトは強烈だった。「ギョレがどのように人々に心を開くか、その変化の過程をすごく悩んだ」というチ・チャンウク。心配は取り越し苦労だったと言えるほど、彼は初回からユン・ギョレになりきって視聴者を魅了した。
(※以下、1~2話のネタバレあり)
人生を終わらせようと決心していたギョレは、交通事故で関わったカン・テシク(演者ソン・ドンイル)によってホスピス病院で社会奉仕活動をすることになった。世の中に対する反抗心で満ちていた彼は、テシク率いる「チーム・ジーニー」からの好意を受け、徐々に心の壁を壊していく。
テシクはギョレに刺々しい態度をとりながらも、海で人生を終わらせようとしていた彼の隠された傷を自分のやり方で撫でてあげることで感動を与えた。
ギョレは小言ばかりいうテシクに不満を吐き出すも、テシクのお節介がそれほど嫌いではない模様。「チーム・ジーニー」の周囲をうろつきながら「最後の願いプロジェクト」に力を添える。
チ・チャンウクとソン・ドンイルは、ツンデレのお手本のようなバディぶりを披露しながらキャラクターの構築に成功した。今は水と油のような2人が、どのようにして名コンビに生まれ変わるか。今後の展開に注目が集まっている。
(記事提供=OSEN)
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