2019年12月から2020年2月まで韓国で放送されたヒョンビン主演のドラマ『愛の不時着』。
この作品でユ・スビンが演じたのは、ヒョンビン扮するリ・ジョンヒョクが隊長を務める北朝鮮5中隊の中級兵士キム・ジュモクだ。彼は韓流マニアで、毎日勤務中にこっそり韓国ドラマを見ていた。
そのため、ドラマを通して知った韓国の最新の流行に詳しく、他の中隊員たちと、女優ソン・イェジン扮するユン・セリの間で通訳を担っていた。
そんなキム・ジュモク役を務めたユ・スビン。いつ俳優を目指すようになったかは覚えていないそうだが、5歳のときに朝鮮時代の義賊であるホン・ギルドンになりたがっていたらしく、ドラマに出てくるホン・ギルドンの真似をしていたという。
さらに、当時大スターだった俳優アン・ジェウクの髪形を真似したりしているうちに自然と演技に興味を持つようになったと語った。
今回の『愛の不時着』に出演するにあたって、最初は自身が演じるキム・ジュモクについてすごく狭く考えていたという。
韓国ドラマにハマっているキャラクターと聞いて、家に閉じこもってドラマばかり見ている人物を尊像していたそうだ。
最初から最後まで、主演のヒョンビンやヒロインのソン・イェジンに負けないくらいすばらしい演技を見せてくれたユ・スビン。演技の中で特に難しかったと語ったのは北朝鮮の方言を話すことだった。
ドラマの中で使われたのは平安(ピョンアン)北道の方言だったため、一から練習したので大変だったと語った。
そんなユ・スビンが『愛の不時着』で最も記憶に残っているのは、後半のセリを助けるときのアクションシーンで、そのシーンのために、家で動画を撮ったりしてアクションの練習をしたという。
以上のように、俳優として『愛の不時着』の撮影を最後までやり抜いたユ・スビン。多くの作品で存在感を示してきた彼は、次にどんなキャラクターを演じるのだろうか。
文=大地 康
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