【究極の朝鮮王朝ランキング】側室が産んだ子供の数が一番多い国王は誰なのか

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朝鮮王朝には518年間で27人の国王がいた。その中で、国王の正室が産んだ子供の数は81人、側室が産んだ子供の数は154人である。このように、側室が正室より2倍近く多くの子供を産んでいる。そこで、側室が産んだ子供が一番多かった国王をランキング形式で選んでみよう。

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●5位/側室の子供の数が13人=10代王・中宗(チュンジョン) 〔正室の子供の数は7人〕

この国王は『宮廷女官チャングムの誓い』では名君として登場するのだが、政治的にはほとんど業績を残せなかった。しかも、3人目の王妃である文定(ムンジョン)王后が悪女の典型のような人であり、後に彼女が悪政で庶民を困窮させた。そういう意味で、夫であった中宗が責任を問われても仕方がなかった。

●4位/側室の子供の数が21人=3代王・太宗(テジョン) 〔正室の子供の数は8人〕

正室だった元敬(ウォンギョン)王后が8人の子供を産んでいる。それなのに太宗はたくさんの側室を抱えていた。元敬王后はそのことが非常に不満で、夫婦仲が一気に悪くなってしまった。太宗は朝鮮王朝の基盤を作った大王ではあるが、家庭内の不和は大問題だった。

●3位/側室の子供の数が23人=2代王・定宗(チョンジョン) 〔正室の子供の数は0〕

定宗の場合は正室が1人も産んでいない。彼の子供はすべて側室から生まれているのだ。定宗は弟の太宗の操り人形であり、政治的には何の権限もなかった。そういう不甲斐なさを慰めるために、側室を多く抱えてしまったのかもしれない。

『太宗 イ・バンウォン~龍の国~』
『太宗 イ・バンウォン~龍の国~』の主人公・太宗の側室は合計で21人の子供を産んだ(画像=KBS)

●2位/側室の子供の数が23人=14代王・宣祖(ソンジョ) 〔正室の子供の数は2人〕

宣祖は朝鮮王朝で初めて側室から生まれた国王である。彼の前までの国王はすべて正室から生まれていたのだ。それゆえ、コンプレックスの多い国王であった。彼は政治的にも失政が多く、朝鮮出兵で王宮が豊臣軍に攻められた時に真っ先に逃げ出してしまった。歴史的にも評判が良くない国王である。

●1位/側室の子供の数が25人=9代王・成宗(ソンジョン) 〔正室の子供の数は3人〕

成宗は政治的な業績が多く、朝鮮王朝の基本法典と言われている「経国大典」を完成させた国王として知られている。名君であったことは間違いない。ただし、2番目の王妃であった尹氏(ユンシ)が廃妃となって王宮を混乱させた。それでも、側室を多く抱えて彼女たちが25人も子供を産んでいる。女性遍歴が派手すぎたと言わざるをえない。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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