【『哲仁王后』で役立つ歴史知識】王宮の女官にはどんな仕事があったのか

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傑作コメディ時代劇の『哲仁王后~俺がクイーン!?~』を見ていると、王族や高官たちと同じくらいに数多く登場するのが女官たちだ。

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ドラマでは、チャ・チョンファが演じているチェ尚宮(サングン)がユニークなキャラで大いに盛り上げている。

彼女は女官の中で「至密(チミル)」という役を担っている。これは、王族の身の回りの世話をする係であり、常に王族にピッタリ寄り添っている。

そして、チェ尚宮は、シン・ヘソンが演じる哲仁(チョリン)王后の担当なのである。

他にも、女官には様々な担当部署がある。それをここで紹介しよう。

チャ・チョンファが演じるチェ尚宮は「至密」に所属している(写真=© STUDIO DRAGON CORPORATION)

一番重要なのは至密と水刺間

〈女官の主な部署と担当業務〉

●至密(チミル)……王族の身の回りの世話をする

●水刺間(スラッカン)……王族が食べる料理を用意する

●針房(チンバン)……王族の衣服や布団を作る

●繍房(スバン)……宮中で使われる装飾物に入れる刺繍を作る

●生果房(セングァバン)……王宮で使う飲料水を管理して菓子類も作る

●焼酎房(ソジュバン)……祝宴に欠かせない焼酎を作る

●洗水間(セスガン)……王族が使用する洗面水や浴槽水を管理する

●洗踏房(セダッパン)……洗濯と衣服の手入れを担当する

以上のような部署があって、700人前後いた女官たちが仕事に従事していた。

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© STUDIO DRAGON CORPORATION

なお、『哲仁王后~俺がクイーン⁉~』を見ていればわかるが、水刺間には料理を専門に作る男性たちが勤務していて、彼らが直接調理を行なっていた。女官はその料理を配膳して王族の元に届けることが重要な任務になっていたのだ。

以上の女官たちの中で一番重要だったのは、至密と水刺間である。

まず、至密は王族の世話をしながら健康状態を的確に把握する必要があった。命にかかわるので、至密の女官は重職であり花形だった。

また、水刺間の女官は料理に毒が混入しないかどうかを常に監視していなければならなかった。王族が毒殺されると王朝の一大事になるので、水刺間の女官は毒見を通して常に料理に細心の注意を払っていた。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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