『七日の王妃』の悲劇の女王が後世に残した「美しい伝説」とは何か

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時代劇『七日の王妃』では、パク・ミニョンが端敬(タンギョン)王后を演じている。

このドラマを通して端敬王后について改めて知る人が韓国で増えたのは確かだが、もともと端敬王后は韓国で有名な王妃だった。理不尽に廃妃(ペビ)されてしまったという歴史的な事実も理由になっていたが、それ以上に大きかったのは、国王と王妃の夫婦愛を示すエピソードの主人公だったからだ。

【写真】『七日の王妃』から『気象庁の人々』まで!!多彩なキャラを痛快に演じるパク・ミニョン

それは、「赤いチマ岩の伝説」と呼ばれるエピソードである。

果たして、どんな話なのだろうか。

物語は、暴君の燕山君(ヨンサングン)がクーデターで王宮を追われたところから始まる。燕山君は島流しとなり、異母弟が代わりに即位して中宗(チュンジョン)になった。それにともなって、妻は端敬王后として冊封(さくほう)された。しかし、王妃でいられたのは、わずか7日だけだった。

彼女の親族に燕山君の関係者が多かったので、クーデターを成功させた高官たちは、端敬王后は王妃にふさわしくないと主張し、彼女は廃妃となってしまった。即位したばかりの中宗も愛する妻を守れなかったのだ。

『七日の王妃』ではパク・ミニョンが端敬王后を演じた。
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優しい心遣い

国王から離縁された端敬王后は、失意のまま実家に戻っていった。

中宗のショックも大きかった。彼は極度に落ち込み、端敬王后への未練を捨てきれなかった。

そこで彼は王宮の中で一番高い楼閣に上がり、妻がいる実家の方向ばかりを見ていた。

そして、深いため息をもらすのであった。

国王のそんな落胆ぶりが市中でも噂になった。

それは端敬王后の耳にも届くようになった。

すると、彼女は結婚しているときによく履いていた赤いチマ(スカート)を家の裏にある岩山に置くようになった。特に目立つところに置いたので、中宗もそれを見つけることができた。

こうして端敬王后は「自分が元気に暮らしています」ということを中宗に伝えたのである。

これが、「赤いチマ岩の伝説」である。

それにしても、端敬王后は自らの不運をただ嘆くだけでなく、中宗の落胆を察して優しい心遣いを見せていた。本当に優しい女性だったのである。

文=康 熙奉(カン ヒボン)

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