『ヘチ』の重要人物・仁元王后=イヌォンテビはどんな人物だったのか

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日曜日の午後11時から放送されている『ヘチ 王座への道』に登場する仁元(イヌォン)王后。演じているのは女優のナム・ギエだ。

その仁元王后は、実際に朝鮮王朝に実在していた女性で、1702年に19代王・粛宗(スクチョン)の4人目の王妃となった人物だ。

ドラマでは、『ヘチ 王座への道』の他に『トンイ』にも登場していた。その『トンイ』で仁元王后を女優のオ・ヨンソが演じていた。

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歴史上の仁元王后は重臣の娘で家柄がとてもよかった。朝鮮王朝三大悪女の1人で20代王・景宗(キョンジョン)の母親の張嬉嬪(チャン・ヒビン)や側室の淑嬪・崔氏(スクビン・チェシ)よりも王妃になる資格があったことになる。

写真=韓国SBS『ヘチ 王座への道』韓国ポスター

絶対的な影響力

14歳で王妃となった彼女だが、粛宗との間に子をもうけることができなかった。しかし、『ヘチ』でチョン・イルが演じている主人公のヨニングン(延礽君)の立場を擁護したことから、淑嬪・崔氏にとっては頼りになる存在だったと言えるだろう。

そんな仁元王后は『ヘチ』では、最初は放蕩者である延礽君のことを快く思っていなかったが、彼の王としての器を知ったことで、次第に延礽君を守る存在へと変わっていく。

ドラマの中でキム・ガプスが演じる粛宗の直系である二男の延礽君と、俳優のノ・ヨンハク扮する三男の延齢君(ヨルリョングン)を目にかけるが、16代王・仁祖(インジョ)の血を受け継ぐ蜜豊君(ミルプングン/チョン・ムンソンが演じている)には冷たく当たる。

粛宗の長男が景宗として即位した際に、女優ソン・ジイン扮するソニ王妃が蜜豊君を養子にしようと考えていることに反対して、絶対に許さなかった。

さらに、彼女は粛宗が世を去った後も王宮に絶対的な影響力を残している。

今後の『ヘチ』の放送の中で、仁元王后はどのような場面で登場するのか。そして、彼女を演じるナム・ギエはどんな演技を見せるのか。ぜひ仁元王后の動きに注目してみよう。

文=大地 康

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