韓国ドラマ界ではジャンルとして로맨틱 코미디(ロマンチックコメディ/ラブコメ)がとても盛んだが、最新作の『그놈은 흑염룡』(『あいつは黒炎竜』)も痛快なラブコメになっている。
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主演は문가영(ムン・ガヨン)と최현욱(チェ・ヒョヌク)。2人の年齢を比べると문가영が6歳上なのだが、息が合った主役コンビになっている。
ドラマの中で문가영が演じる백수정(ペク・スジョン)は、평범한(平凡な) 회사원(会社員)なのだが、その実態は본부장 (本部長)킬러(キラー)である。次々に本部長を退任に追い込んでいるのだ。それほど迫力がある女性だ。
一方、최현욱が演じる반주연(パン・ジュヨン)は재벌(財閥)3世で한강(漢江) を見下ろすような高級な아파트(マンション)に住んでいるが、本当の姿は오타쿠(オタク)である。それほど見かけと中身が違うのだ。
そして、『그놈은 흑염룡』(『あいつは黒炎竜』)の見どころは次の点だ。
두 사람이 운명처럼 기적을 발견하는 이야기(2人が運命のように奇跡を見つける話)
そんなドラマをよく知るためには、主人公2人の生い立ちを知らなければならない。
それでは백수정から見ていこう。
彼女は가난한 철물점 집 딸(貧しい金物店の娘)だが、一生懸命に공부해(勉強して) 한국대(韓国大) に입학했고(入学したし)、업계 최고 연봉(業界最高年俸)を誇ると言われる용성백화점(ヨンソン百貨店)に입사(入社)した。
さらに、社内で誰もが驚くべきことに 최연소(最年少) 기획팀장(企画チーム長)にまで昇格した。そして、본부장 킬러(本部長キラー)と呼ばれるほどのコワモテの女性になったのだ。
次に、반주연を紹介しよう。
彼は어린 날(幼い頃)に사고로 한순간에 부모를 잃고(事故で一瞬にして両親を失い) 、혼자(1人) になってしまった。以後は、남은 유일한 가족인 할머니(残された唯一の家族である祖母)から認められたかった。
そして、용성그룹 회장(ヨンソングループ会長)の 하나뿐인 손자(1人だけの孫)として祖母が望む후계자(後継者)になるために최선을 다했다(最善を尽くした)。
しかし、普段の生活は孤独で虚しかった。そんな中で、음악이 해방시켰고(音楽が解放させてくれたし)、만화와 게임 (漫画とゲーム)を楽しんでいれば寂しくなかった。
こうした立場になっている백수정と반주연。2人はかつてゲームを介して謎の黒歴史を作っていたのだが、それを乗り越えてどのようにラブロマンスを発展させていくのだろうか。その分岐点がドラマの大きな見どころだ。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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