女優ヨヌが『オク氏夫人伝 -偽りの身分 真実の人生-』で共演したキム・ジェウォン、イム・ジヨンと共演した感想を語った。
『オク氏夫人伝 -偽りの身分 真実の人生-』は、名前も身分も夫もすべてが偽物だった外知部(ウェジブ/裁判・訴訟の際の弁護人)オク・テヨン(演者イム・ジヨン)と、彼女を守るために命を懸けた芸人チョン・スンフィ(演者チュ・ヨンウ)の熾烈な生存詐欺劇を描いたドラマだ。
作中でヨヌは、没落したペク・ナムギ別監(演者ペク・スンヒョン)とソン氏夫人(演者チョン・イェソ)の娘であり、ペク・ドグァン(演者キム・ソンビン)の妹であるチャ・ミリョンを演じた。
チャ・ミリョンは、自身の家門を没落させたオク・テヨンに恨みを抱き、復讐するためにチャ氏家門の養女として迎えられた後、ソン・ドギョム(演者キム・ジェウォン)と結婚し、オク・テヨンの義妹となった。しかし、次第にオク・テヨンの優しさに心を動かされ、最終的には家門の没落に関する真実を知り、彼女の味方となる。
イム・ジヨンとの共演について聞かれたヨヌはこう答えていた。
「本当にジヨン姉さんがあまりにも心温まる演技をしてくれるので、悪い気持ちを抱いていても揺さぶられてしまうほどだった。『こんな人の目を見て悪意を持つことができるだろうか?』と思うくらい、撮影現場自体もとてもリラックスできる雰囲気だった。共演者の皆さんがベテランなので、たくさん気を遣ってくださって本当に心地よく演じることができた。姉さんもいつも『よくやったよ』と声をかけてくれた」
続いて、ロマンスの相手役であるキム・ジェウォンについては次のように語っていた。
「彼は私より5歳年下だ。最初はすごく心配した。私は年上だけど、誰かを引っ張るような性格ではない。『お姉さんらしくできなかったらどうしよう』と思ったけど、彼は年下なのにとても成熟していて優しく、作品に向き合う気持ちも似ていた。彼にとっても初めての時代劇だったので、お互いに『頑張ろう』という気持ちが強く、支え合いながら撮影に臨んだ」
特にヨヌはロマンス演技について「本当に難しい」と苦悩を吐露したうえで、次のように語っている。
「私は可愛く話したり、愛を表現するのが苦手なタイプだった。現場でジェウォンさんがとても上手にリードしてくれたので、彼が年下だけど頼りにしながら演じることができた。思ったよりも難しかったけど、すごく安心感があった。私は普段、猫にしか甘えない。家族にもあまり愛嬌を見せないのに、猫には限りなく可愛く接してしまう。だから演技のときは、相手役を『本当に可愛い』と自己暗示をかける必要があった」
また、『オク氏夫人伝 -偽りの身分 真実の人生-』の中で最も「恥ずかしかった」シーンについてこう語っていた。
「ドギョムが私の顔を包み込みながら、『誰かに奪われそうだから外に出るな』と言った時に、頭皮に鳥肌が立った。私のバストショットを撮っていた時に『はぁ…』と息を吐いたら、監督が『こういうシーン、すごく苦手?』と聞いてきた。ジェウォンさんは何事もないように自然に演じていて、すごく羨ましかった」と振り返った。
続けて、「奥歯をぐっと噛み締めて、でも顎の筋肉が浮き出ない程度に噛みながら、照れくさそうな微笑みを作った。その笑顔は、恥ずかしさのあまり自然に出てしまうものだったけど、一生懸命隠そうとした。幸いにも、台本でもこういうシーンではドギョムが積極的で、ミリョンは照れている設定だったので、助かったと思った」と述べていた。
『オク氏夫人伝 -偽りの身分 真実の人生-』を通じてさまざまなロマンス感情を表現したヨヌは、「次はもっと上手にできる気がする。今回の撮影で自分の課題が分かった。私は恥ずかしがりすぎていた。結局、気持ちの持ち方の問題だと思うので、それを克服すればもっと良くなると思う。それに、もっと挑戦してみたい。ぶつかってみないと成長できないから」と、ロマンティックコメディへの意欲を見せたのだった。
(記事提供=OSEN)
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