「女優」というイメージを覆すかのように、床に座り込んだ姿や泥酔した姿を公開したりもする。
自分の考えも率直に伝えることに躊躇はない。まさにハン・ソヒのことだ。
神秘主義に包まれた女優というイメージよりは、遊ぶ時は遊び、働く時は誰よりも一生懸命働く俳優、いや町内のお姉さん。これがハン・ソヒを説明する単語だ。
ハン・ソヒの魅力を語る時、必ず欠かせない単語は「正直」そして「堂々」だ。ドラマ『夫婦の世界』で一気に有名になったハン・ソヒは当時、過去のカットモデル時代のタバコをくわえた写真や、タトゥーが入った写真がネット上にあがったときも「あの時の姿も私であり、今の姿も私だ。その時の考えと今の考えは変わらない」という発言は、今もハン・ソヒを説明する時に多く言及される内容である。
2017年、ドラマ『ひと夏の奇跡~waiting for you』で女優としてデビューし、『カネの花~愛を閉ざした男~』『100日の朗君様』『夫婦の世界』『わかっていても』『マイネーム』『京城クリーチャー』まで。ハン・ソヒは失敗を知らないまま芸能界での活動を続けている。右肩上がりの人気を見せているが、ハン・ソヒは変わらない。素直で気さくで、お酒をたくさん呑み、道端に寝る姿を自身のインスタグラムにそのまま公開したりもし、むしろファンがハン・ソヒのイメージを心配していりほどだ。
それだけハン・ソヒが自分を飾って見せるというよりは、率直な姿でファンに近づきコミュニケーションをとることを望み、ファンもそういうハン・ソヒを好きで守ろうとする絆を垣間見ることができる。
ハン・ソヒの率直さがもう一度輝いたのは最近。Netflix『京城クリーチャー』公開後、自身のインスタグラムにスチールカットとアン・ジュングンの写真を載せたときだ。『京城クリーチャー』は、闇の時代だった1945年の春を舞台に、生き残ることがすべてだった2人の若者が貪欲によって誕生した怪物に立ち向かうクリーチャースリラーを描いた。
ハン・ソヒはなぜ、あえて『京城クリーチャー』が公開されたときにこの写真を載せたのだろうか。
「投稿した時に何かの結果を得ようとしたわけではなかった。パート1が公開された後、私たちが言おうとするテーマと違う方向に意見が流れているようで気になった。『こういう意味で流れてはいけないのに』と思っていたところ、アン・ジュングン義士の写真が大きくかかっているのを見て、それを撮って公開することになった。(劇中)ロマンスがあるが、それが実はロマンスの中に男女の愛もあるが、戦友愛もあると見た。その時代を生きていく他の性向、性格の人々に集中してほしいという気持ちで投稿した」と明らかに。
1660万人ものフォロワーがいることもあり、その影響力は大きかった。日本の植民地だった時代の残酷さが込められただけに、一部からは「反日」や「嫌悪」という指摘を受けた。一方、ある日本のファンからは「(ドラマを)見たいが、日本人としては少し勇気が必要だ。正直に言って、このコメントはファンとしては悲しい」というコメントが残されたりもした。これに対し、ハン・ソヒは「悲しいけど事実だ。それでも勇気を出してくれてありがとう」と返事をした。
しかし「あえてコメントに返信する必要があったのか」という疑問があがったのも事実だ。
ハン・ソヒは「最近はSNSやコミュニティが発達し、知らなくても良い情報を知り、知りたい情報をさらに知ることができる。責任感がなさそうに見えるかもしれないが、私個人の空間に私の意思を載せたの。その影響力を考えたり計算して上げたりはしなかった。そういう反応を見ながら『こう考える人もいるんだ』と感じた。すべて尊重する。正解を出して文を載せれば、それは戦おうということしかできない。私は『私の意思はこうだ』『この作品をこのように考える』というメッセージを伝えただけで、返事をしたのも『意見に感謝する』ということに過ぎない。人々の意見をすべて尊重する」と自身の意見を堂々と伝えた。
SNSからブログまで、ハン・ソヒの「正直さ」の終わりはどこだろう。
ハン・ソヒは「(投稿するとき)法の範囲内でする」と笑いながら「お酒をのむときもある。私は未成年者ではないじゃないか。会社が止める理由もない。ただ、見る人が多くなり負担になるのは、まだ判断の基準が確固たるものになっていない未成年の方が、私を見て、悪い影響を受けるのではないかという部分。ブログでは、私がまるで分別がつかない人のように暮らしているように描写している。判断基準がある成人の方は『このお姉さんはこういう人なんだ』と思えるが、未成年の方は判断が難しいかもしれないので心配になる。私は遊ぶ時は遊び、働く時は一生懸命働くということを知ってほしい。私は本当に一生懸命生きている」と強調した。
一生懸命生きるハン・ソヒ。2017年にデビューしてから、空白期間もなく、熱心に仕事をしてぎっしり埋めたフィルモグラフィーがハン・ソヒの人生を証明する。そして今は『京城クリーチャー』で視聴者たちと会っている。顔に怪我を負ってまで情熱を注いだだけに愛情も深い。きれいに治った負傷部位を見せながら『京城クリーチャー』シーズン2の見どころを伝えた。
「シーズン1よりシーズン2の方が面白いとはっきり言える。現代に移る上でユン・チェオクが果たして良い役なのか、悪い役なのかを見ると良いと思う」とシーズン2への期待を高めた。
なお、ハン・ソヒの最新作『京城クリーチャー』シーズン1はNetflixにて配信中だ。
(記事提供=OSEN)
◇ハン・ソヒ プロフィール
生年月日:1994年11月18日生まれ
身長:165cm
星座:さそり座
学歴:蔚山女子高等学校
デビュー:2017年ドラマ『ひと夏の奇跡~waiting for you』
☆主な出演作
『ひと夏の奇跡~waiting for you』(ドラマ、2017年)
『カネの花~愛を閉ざした男~』(ドラマ、2017年~2018年)
『100日の朗君様』(ドラマ、2018年)
『オクラン麵屋』(ドラマ、2018年)
『アビス』(ドラマ、2019年)
『夫婦の世界』(ドラマ、2020年)
『わかっていても』(ドラマ、2021年)
■【写真】ハン・ソヒ、“唇にピアス” の次は腕びっしりのタトゥー?
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