少女時代のメンバー兼女優のユナが、主演ドラマ『暴君のシェフ』に込めた思いを語った。
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同作でタイトルロール(表題役)を務めたユナ。『キング・ザ・ランド』以来約2年ぶりのドラマ復帰作として負担があったが、当初主演に決まっていた俳優パク・ソンフンが降板する事態があり、ユナにはより大きな責任がのしかかった。
これについてユナは「どんな作品でもキャラクターをうまく表現することが自分の宿題であり責任。だからこそ役作りのために一生懸命勉強した。特に今回は相手役が年下で後輩というのが初めてだったので、これまで一緒にしてきた先輩や仲間たちを思い出し、その中から必要な部分を取り入れて自分なりに表現しようとした。ヨン・ジヨンはほぼ全キャラクターと関わる役どころで、皆さんがしっかり演じてくださったおかげでエネルギーが集まり、良い結果に結びついたと思う」と振り返った。
また、新たな気づきもあったという。
「これまでも主演を務めてきたが、これほどの話者になって物語を引っ張る作品は初めてで、新たな視野が開けた。全体を広く見渡す目も持つようになった。どんな作品でも一番大事なのは共演者との相性。後輩で年下のパートナーだったが、大人びた面も多く、準備も熱心で現場での集中力も抜群だったので、重要なシーンでもイ・ホンとジヨンのケミストリーをしっかり見せることができた。作品は一人で背負うものではなく、皆で作り上げるものだと改めて感じた」
主演交代など外部の話題よりも、自身に集中し役作りに臨んだユナ。撮影については次のように振り返った。
「料理の部分は準備が大変で慣れるまで苦労した。撮影は極寒の冬から猛暑の夏まで続き、冬は宮廷衣装、夏は料理人の衣装で挑んだ。天候の厳しさに加え、ほとんどが地方ロケで宿泊を伴う日々だったので体力的にも大変だったが、監督が撮ったものをすべて活かし、完成度の高い映像に仕上げる姿を見て『さすがチャン・テユ監督』と納得した。疲れそうな時もエネルギーを引き出すことができたし、結果も良くて心から誇らしい作品になった」
特に年下で後輩の俳優との共演は初めてで、ケミストリーを築くため努力を重ねたという。
「共演者との呼吸は現場で合わせていくことが大事。撮影に入る前にあんな状況になり、私も準備すべきことが多かったのですべてのエネルギーを注いだ。短い時間に多くを準備し、現場に現れてくれたイ・チェミンは本当にすごいと思ったし、感謝もしている」
ユナが主演した『暴君のシェフ』は最終回の視聴率が17.1%(全国平均)で自己最高を更新し、有終の美を飾った。
(記事提供=OSEN)
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