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プロが選んだ韓国ドラマ2025年ベスト5【人生ドラマ】年末年始イッキ見オススメ

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数多くの韓国ドラマを長年取材・視聴し、その潮流を追い続けてきた“韓ドラのプロ”の視点からジャンル別に2025年を象徴する5作品を選び紹介する短期集中連載型の企画。今回はヒューマンストーリーというジャンルに着目。派手な設定や一過性の話題性ではなく、人物描写の深さ、物語の積み重ね、そして視聴後に残る余韻を基準に厳選した。人生の痛みや再生を静かに描き出した作品群は、2025年の韓国ドラマが到達した成熟を雄弁に物語っている。

5位『君は天国でも美しい』(Netflix)

『君は天国でも美しい』は、死後の世界を舞台に、人生と愛の意味を静かに問い直すヒューマンファンタジーだ。物語は、人生の終わりを迎えた人々が「天国」と呼ばれる場所で再び出会い、未練や後悔、そして愛と向き合っていく姿を描く。

主人公ヘスクを演じるのは国民的女優キム・ヘジャ。年老いた姿のまま天国に到着した彼女が、若返った夫と再会するという設定が、大きな感動と余韻を生む。共演にはソン・ソックをはじめとする実力派俳優が名を連ね、抑制の効いた演技で物語に深みを与えている。

(画像=『君は天国でも美しい』韓国ポスター)

放送開始後は「人生ドラマ」「泣ける名作」といった評価が相次ぎ、視聴率だけでなく話題性の面でも高い記録を残した。キム・ヘジャの円熟した演技力への称賛や、死生観を優しく包み込む脚本への評価も多く、放送後には名シーンや名セリフがニュースやSNSで繰り返し取り上げられた。

本作では、天国で飼い主を待つ犬たちの姿も印象的に描かれる。すでに虹の橋を渡った愛犬たちが、夢の中に現れたり、手紙に思いを託したりと、けなげな姿で視聴者の涙を誘った。

4位『ウンジュンとサンヨン』(Netflix)

すれ違いながらも強く結びついた二人の人生を描くヒューマンドラマだ。物語の中心となるのは、長い時間を共有しながらも、それぞれの選択によって距離が生まれてしまったウンジュンとサンヨン。友情とも愛情とも言い切れない複雑な感情が、静かな日常の中で少しずつあらわになっていく。幼少期から40代に至るまで、互いに支え合い、時に激しく衝突しながら歩んできた2人の女性の軌跡が、叙情的で胸を打つ映像美とともに紡がれていく。

主人公は、感性豊かなドラマ作家リュ・ウンジュン(演者キム・ゴウン)と、華麗なキャリアを誇る映画製作者チョン・サンヨン(演者パク・ジヒョン)。小学校で運命的に出会った2人は、友情と競争心のあわいで心を揺らしながら成長し、それぞれの舞台で輝きを放ってきた。

(画像=『ウンジュンとサンヨン』韓国ポスター)

物語の核心にあるのは、歳月を超えて結ばれてきた“かけがえのない絆”である。10代の未熟な憧憬、20代の情熱的な衝突、30代の葛藤と孤独、幾度となく別れと再会を繰り返した2人は、42歳の現在、再び運命に導かれるように邂逅する。

放送後は「余白を味わうドラマ」「会話の少なさが逆に刺さる」と評価され、派手さはないものの口コミを中心に支持を拡大した。登場人物の選択や沈黙が深い余韻を残す点も高く評価され、名場面や象徴的なセリフがSNSやレビュー記事で話題に。静かな関係性の変化を丁寧に追った本作は、人と人の距離について考えさせられる一作だ。

3位『ソウルの家から大企業に通うキム部長の物語』(Netflix)

現代社会を生きる中年サラリーマンの現実と再生を描いたヒューマンドラマ『ソウルの家から大企業に通うキム部長の物語』。
大企業で長年働いてきたキム・ナクス部長が、役員昇進を目前に突然左遷され、通勤や生活環境の変化の中で人生を見つめ直していく過程が丁寧に描かれる。

主人公キム部長を演じるのは名優リュ・スンリョン。威厳と哀愁、そして滑稽さを併せ持つ人物像を自然体で表現し、高い評価を受けた。

(画像=『ソウルの家から大企業に通うキム部長の物語』韓国ポスター)

妻役にはミョン・セビンが出演し、家庭を支える立場から中年夫婦のリアルな関係性を説得力ある演技で見せている。

派手な展開はないが、会社員なら誰もが共感できる描写が支持を集め、「現実すぎて刺さる」「働く意味を考えさせられる」と口コミで話題に。放送後はリュ・スンリョンの代表作の一つとして再評価され、人生後半の選択を描いた良作として注目を集めた。静かに心を揺さぶる、等身大の物語だ。

 2位『未知のソウル』(Netflix)

ドラマ『未知のソウル』は性格が異なる双子の姉妹と周囲の人々が自分自身と向き合いながら再生と成長を遂げるヒューマンドラマだ。

物語は性格も人生も正反対の双子、ユ・ミジとユ・ミレが人生を入れ替えるところから始まり、家族関係、愛、仕事、人間関係の悩みが交錯する群像劇となっている。

主演は人気女優パク・ボヨンが双子のユ・ミジ/ユ・ミレの一人二役を務め、それぞれ異なる生き方と葛藤を持つキャラクターを繊細に演じている。ミジは元有望な陸上選手で心に傷を抱えつつ自由気ままに生きているが、ミレは優等生としてエリート企業の仕事に打ち込む完璧主義者だ。二人が互いの人生を体験することで、自分らしさと本当の幸福について再考していく。

(画像=『未知のソウル』韓国ポスター)

共演にはパク・ジニョンが弁護士のイ・ホスとして、双子と複雑な関係を築きながら成長のきっかけを与える人物として登場し、リュ・ギョンス(ハン・セジン役)らが物語に深みを加えている。

視聴者からは「心に刺さるドラマ」「静かだが共感度の高い物語」と高評価を受け、出演者の演技力や感情豊かなキャラクター描写が多くのニュースやレビューで話題になった。『未知のソウル』は2025年の話題作として、人間ドラマの真髄を見せた作品として評価されている。

第1位『おつかれさま』(Netflix)

済州島(チェェジュド)を舞台に、激動の時代を生き抜いた男女の人生と愛を描いた大河ヒューマンドラマ『おつかれさま』。
物語の軸となるのは、気丈で自由な魂を持つオ・エスンと、寡黙で誠実な青年ヤン・グァンシク。IUが演じるエスンは、厳しい時代と環境の中でも自分の言葉と意志を失わない女性で、喜びも痛みも真正面から受け止めて生きる姿が強い印象を残す。パク・ボゴム演じるグァンシクは、不器用ながら一途な愛情を貫く人物で、多くを語らずとも背中で人生を語る存在だ。

物語の後半では、ムン・ソリとパク・ヘジュンが年を重ねたエスンとグァンシクを演じ、若き日の選択がどのような人生につながったのかを静かに描き出す。

(画像=『おつかれさま』韓国ポスター)

さらに、家族や周囲の人物として、韓国ドラマ・映画界を支えてきたベテラン俳優たちが多数出演している。親世代、祖父母世代を演じる俳優陣は、説教的にならず、生活の延長線上にある言葉や態度で時代背景を伝え、物語に確かなリアリティを与える存在だ。
済州島の近隣住民や親族として登場する人物たちも、それぞれが短い登場時間の中で「その人の人生」を感じさせ、主人公たちの選択を立体的に浮かび上がらせている。

視聴者からは「人生そのものを見せられているよう」「何気ない一言で涙があふれる」といった声が多く寄せられ、家族や世代を超えた共感を呼んだ。タイトル通り、観終えたあとにそっと「おつかれさま」と言いたくなる一作だ。

(文=韓ドラLIFE編集部)

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