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最新からレジェンド級まで!韓国ドラマが生んだ、最強の“2番手の男”たち

2026年01月06日 俳優名鑑 #田名部知子
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2025年後半の話題作『ダイナマイト・キス』で、俳優キム・ムジュン(27)が演じたソヌは、今もっとも注目を集める“2番手の男”だ。ドラマ序盤では、BTSのJINに似たビジュアルが注目を集めたが、支持された理由はそれだけではない。視聴者は、最初の登場からその恋が報われないとわかっていても、感情を重ね、応援せずにはいられなかった。

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近年、韓国の恋愛ドラマにおいて、“2番手の男”はもはや単なる主役を引き立てる存在ではなく、視聴者にとっての「もう一つの正解」として描かれる。そんな進化した最強の“2番手の男”たちの美学を、最近の作品からレジェンド級まで振り返ってみたい。

『ダイナマイト・キス』(2025年)× キム・ソヌ(演:キム・ムジュン)

ヒロイン・ダリム(アン・ウンジン)の幼なじみで親友。幼い息子を一人で育てる写真家で、ダリムの置かれた事情に理解を示し、偽装夫役を引き受ける。情熱的に突き進む1番手の男ジヒョク(チャン・ギヨン)とは対照的に、ダリムの幸せを最優先に考えて全面的に支えながらも一線を越えず、自ら距離を取る。想いを抱えたまま身を引く誠実さに、ソヌの美学が感じられる。

(写真=SBS)

『青春の記録』(2020年)× ウォン・ヘヒョ(演:ビョン・ウソク)

人気モデルのヘヒョは、親友でモデル仲間のヘジュン(パク・ボゴム)とともに、ヘアメイクアップアーティストのジョンハ(パク・ソダム)に出会う。貧しくても熱く夢を追い続けるヘジュンに対し、ヘヒョは、スペックも人柄も十分なのに、ジョンハに選ばれることのない理不尽さを背負う、“2番手の男”のほろ苦さを残した。ビョン・ウソクは本作を通して役者として、それまでの3番手的な立ち位置から2番手へと存在感を高め、その後一気に“本命の男(主演)”へと躍進を遂げている。

(写真=tvN)

『わかっていても』(2021年)× ヤン・ドヒョク(演:チェ・ジョンヒョプ)

ドヒョクは、ヒロインのナビ(ハン・ソヒ)を静かに想い続ける。ライバルは、男性特有の色気と危うさでナビを惹きつけるジェオン(ソン・ガン)だ。ドヒョクは包容力があり、感情を押しつけることなく相手を受け止める穏やかな性格で、傷ついたナビをいつもそっと支える「安心できる存在」。チェ・ジョンヒョプの柔らかな演技と相まって、「現実的な幸福」を想像させてくれる2番手の男として、強い共感を集めた。

(写真=JTBC)

『女神降臨』(2020年)× ハン・ソジュン(演:ファン・イニョプ)

ソジュンは問題児のように見えて、実は誰よりもジュギョン(ムン・ガヨン)を一途に支える高校生のアイドル練習生だ。家庭環境や過去の喪失体験を抱え、感情表現は不器用だけれど、他者の痛みには敏感で、ジュギョンを守る姿勢は終始ぶれない。完璧な理想像として描かれるスホ(チャ・ウヌ)とは対照的に、選ばれない可能性を理解したうえで思い続け、ジュギョンの選択と幸せを尊重する。その姿は、大人の男として強い印象を残し、韓ドラ史に残る“2番手の男”の一人として、常に名前が挙がる存在だ。

(写真=tvN)

記憶に残る、歴代の“2番手の男”たち

『美しき日々』(2001年)イ・ソンジェ(演:リュ・シウォン)
『宮~Love in Palace』(2006年)イ・ユル(演:キム・ジョンフン)
『花より男子~Boys Over Flowers』(2009年)ユン・ジフ(演:キム・ヒョンジュン)
『雲が描いた月明り』(2016年)キム・ユンソン(演:ジニョン)
『スタートアップ:夢の扉』(2020年)ハン・ジピョン(演:キム・ソノ)

韓国ドラマにおける“2番手の男”は、もはや「恋の当て馬」ではない。ヒロインに「届きそうで届かない微妙な距離」を保つことで、かえって視聴者の感情を深く揺さぶってきた。そうした強烈な2番手役で印象を残した俳優たちは、あっという間に主役へと格上げされている。韓国ドラマの“2番手の男の美学” に目を向けることで、作品の見え方がまた少し変わってくるはずだ。

(文=田名部 知子/Xで気ままなソウルの日常を発信中:@t7joshi)

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