キム・ヨングァンが、韓国KBS2ドラマ『ウンスのいい日』で、優しい先生とミステリアスなクラブMDという正反対の2つの顔を行き来し、圧倒的な魅力でドラマへの没入度を高めている。繊細な感情の変化から緊張感あふれるアクション、予測不能な二面性まで立体的に演じ切った彼の活躍を振り返る。
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“昼は美術講師、夜はクラブMD”キム・ヨングァンの二重生活
劇中で彼が演じるのは、名門大学に通い、端正なルックスと明るい性格を兼ね備えた放課後美術講師。しかし裏では、人気クラブ“メデューサ”でVIPだけを相手にするカリスマMDとして生きる二面性の人物イ・ギョンだ。
キム・ヨングァンは温かい先生の姿と、クラブを支配する“ジェームズ”の冷酷な一面を鮮やかなコントラストで描き分け、視聴者を魅了した。特に両キャラクターを完全に切り分けるスタイリングは、「同じ人物なのか?」と驚かせるほどだった。
冷徹な計算と人間味のゆらぎを行き来する演技
イ・ギョンは、ウンス(演者イ・ヨンエ)に正体を知られながらも抗えない提案を受け入れる。
保険として契約書を用意し、冷たく線を引こうとした彼は、次第にその壁を崩し始める。“母さん”から“おばさん”へと呼び方が変わる瞬間や、家族を守ろうと必死に願うウンスの姿に心を揺らす場面は、人物の内面を立体的に映し出した。
冷徹な計算と人間的な動揺を同時に表現し、イ・ギョンというキャラクターのひび割れを説得力ある形で描き出したのである。危険な状況の中で、時にコミカルに衝突し、時に張り詰めた空気を生む二人の姿は、ドラマ全体に緩急を与えた。
キム・ヨングァンはイ・ヨンエとの掛け合いで、冷静なパートナーと隙のある人間味を行き来し、物語の面白さと躍動感を生み出した。
緻密な演技ディテールから迫力あるアクションまで
彼の存在感は、細やかな演技とダイナミックなアクションによってさらに証明された。契約シーンで見せた周囲を絶えず警戒する姿や緻密な所作は、冷徹さと計算高さを際立たせ、緊張感を一層高めた。
また地下鉄駅でのファントムとの追撃戦では、俊敏な動きと爆発的なアクションを披露し、スリラーの緊迫感を極限まで引き上げた。心理戦と肉体アクションを縦横無尽に行き来する演技スペクトラムは、彼の真価を改めて示すに十分であった。
このようにキム・ヨングァンは、優しい先生と冷たいクラブMDという相反するキャラクターを自在に行き来し、奥行きある演技を見せている。
視聴者を一瞬で引き込んだ彼の活躍は、今後明らかになる過去の秘密や因縁と結びつき、さらにスリリングな展開を予感させる。
一方、『ウンスのいい日』は10月3日(金)午後5時15分から6時35分まで、1~4話を一挙放送する“ウンスのいい日 – まとめ視聴デー2を特別編成。まるで映画を観るような没入感を提供する予定だ。
なお、本作は韓国KBS2で毎週土・日曜日の午後9時20分に放送されており、U-NEXTでも視聴することができる。
(記事提供=OSEN)
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