チェ・ジウは、1975年6月11日に生まれている。あと1カ月で50代を迎える。彼女は、若いときから出演するドラマが立て続けに大ヒットして韓流女優のトップになっていた。しかも、ドラマや映画だけでなくCFスターや親善大使としても出番が多く、その活動範囲が広かった。
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それでも、女優としてのチェ・ジウは、その潤んだ瞳からあふれ出る涙のシーンが視聴者の心を捉え、「涙の女王」と呼ばれた。過去にヒットしたドラマでは、ひたむきで純真な心を持ったヒロインが、不幸な出来事に遭ったり揺れ動く愛に苦しんだりするという役が多かった。
しかし、素顔のチェ・ジウは、撮影現場で笑顔を絶やさない、明るく活発でさっぱりとした性格の女優だ。
『冬のソナタ』でいえば高校生時代のユジンが自分に近い、と何度も語っている。カメラが回っていないところではケラケラと笑い、とても気さくだ。それでいて、他の女優にはない華がある。
また、これだけの人気者でありながら、常にスタッフへの気配りも忘れない。だからこそ、共演した男優から一様に好かれるのだ。
そんなチェ・ジウも、もともと悲劇のヒロイン役の印象が強いが、実はコメディ系のドラマや映画出演も多い。2000年にMBCで放映された『新貴公子』は、実力派俳優キム・スンウと共演したコメディ・タッチのラブストーリーだった。
また、デビュー後初の映画出演となった1996年の『パク・ポンゴン家出事件』も異色のラブコメ映画だし、アン・ジェウクと共演した『キスしましょうか』も愉快な作品だった。それだけではない。韓国の国民的俳優のアン・ソンギと五分に渡り合った『ピアノを弾く大統領』もロマンチック・ラブコメディである。
チェ・ジウは学校中を大騒ぎさせる元気いっぱいの熱血女性教師をコミカルに演じていて、不幸に耐えるメロドラマのヒロインとはまったく違った魅力を見せている。このように、チェ・ジウは女優として多様な個性を持っていた。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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