ユン・ソクホ監督といえば、素晴らしい映像美と特徴的なラブロマンスのドラマを数多く手がけた名監督であり、その代表作が「四季シリーズ」だ。このシリーズは『秋の童話』、『冬のソナタ』、『夏の香り』、『春のワルツ』によって構成されていて、季節感が最大のテーマになっている。
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そして、この「四季シリーズ」でユン・ソクホ監督の卓越した演出を通して輝かしい未来を切り開いたのが、ヒロインを演じたチェ・ジウ、ハン・ヒョジュ、ソン・ヘギョ、ソン・イェジンであった。
「四季シリーズ」で最初に作られたのが2000年の『秋の童話』だ。主役はソン・スンホンとソン・ヘギョであり、ウォンビンも加わっていた。乳児の取り違い事件を題材にしたドラマであり、ソン・ヘギョが演じたヒロインが重病にかかってしまうという展開だった。純粋なラブロマンスによって爆発的な人気を獲得した。
自信を深めたユン・ソクホ監督は2002年に『冬のソナタ』を制作した。このドラマはいまさら説明が要らないほどの傑作であり、ペ・ヨンジュンとチェ・ジウの主演によって日本に韓流ブームを巻き起こすほどの影響力を持っていた。
高校時代の最愛の人が交通事故で亡くなった後、10年後にそっくりな男性がヒロインの前に現れるというストーリーであって、チェ・ジウの涙の演技が大評判になった。彼女は今でも絶大な人気を誇っているが、それも『冬のソナタ』の素晴らしいイメージがファンの間で語り草になっているからだ。
「四季シリーズ」の3作目が『夏の香り』で、ソン・スンホンとソン・イェジンが主演している。亡くなった彼女を忘れられない男性の前に、彼女の心臓が移植された女性が現れて新たな恋が始まるというストーリーで、本当に瑞々しい感性を持った作品だった。特に、ソン・イェジンの清楚で透明感のある存在感がとても印象的だ。
そして、「四季シリーズ」の4作目が最後の『春のワルツ』で、新人だったハン・ヒョジュが一気に大ブレイクしたドラマとして有名だ。彼女はソン・ドヨンと主役カップルを演じて、フレッシュなハツラツさを大いにアピールしていた。
このように、「四季シリーズ」でヒロインを演じた女優はみんな大成して、現在も大活躍している。そういう意味で、この作品群は韓国ドラマ界に絶大な影響を及ぼしたシリーズであったと言えるだろう。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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