ハン・ジミンの美しさの秘密は?Netflix配信『君は天国でも美しい』制作の舞台裏

2025年05月07日 話題 #女優 #OSEN #写真
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JTBCドラマ『君は天国でも美しい』が、目が離せないストーリーと圧倒的なビジュアルで視聴者を魅了している。

『君は天国でも美しい』は、すでに物語が中盤に差し掛かっており、興味深い展開と予測不可能などんでん返しによって熱い反響を呼び続けている。

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第5話では、イ・ヘスク(演者キム・ヘジャ)が最後のブドウの実を受け取ったことで、天国から地獄へと引きずられていく場面が大きな注目を集めた。

現実と幻想、生と死、天国と地獄を行き来しながら、ドラマ全体の雰囲気も一変。想像する楽しさと視覚的な面白さが加わり、“現世を超越するロマンス”の魅力が存分に発揮された。

こうした想像世界の具現化を可能にしたのは、演出を担当したキム・ソギュン監督をはじめとする制作陣の緻密な検討と努力に他ならない。

特に『君は天国でも美しい』独自の世界観を視覚化するうえで、美術、CG、VFX(視覚効果)の役割は欠かせなかった。今回、美術監督のアン・ジョンフン氏とVFXスーパーバイザーのチョン・ジヒョン氏が、その制作の舞台裏を明かした。

(写真=JTBC)

まず、アン・ジョンフン美術監督は「意義深く素晴らしい作品に参加できて光栄であった。美術監督として“死後の世界”を描く機会を得られたこと自体が非常に満足のいく経験だった」と語る。

チョン・ジヒョンVFXスーパーバイザーもまた、「全てのアーティストたちが各自の持ち場で情熱を注いでくれたからこそ、この作品が完成できた。ひとつの世界を共に築くという経験の貴重さを改めて実感した」と感謝の意を示していた。

キム・ソギュン監督と数々の作品でタッグを組んできたアン・ジョンフン美術監督は、次のように語っていた。

「監督とは死後の世界のアイデアについて何度も議論した。現実と乖離しないが神秘的であり、共感できつつも異なる感覚を描く必要があった。現実と死後を行き来する作品ゆえに、その変化と差異をどう表現するかが鍵であり、現実の延長線上にありながらファンタジー的な要素をどう加えるかに注力した」

一方、チョン・ジヒョンVFXスーパーバイザーは「プリプロダクションの段階から、視覚的な世界観を築くために多くの議論を重ねた。我々が見たことのない世界である以上、想像力を最大限に働かせた。“私たちは私たちだけの世界をつくる”というキム・ソギュン監督の言葉が、作業の指針となった」と明かした。

(写真=JTBC)

そして、「『君は天国でも美しい』の世界観を築いていく過程は、とても意味深く、楽しいものだった」と振り返った。

中でも第5話で初登場した「地獄」のビジュアルは、大きなインパクトを残した。アン監督は「天国の姿は現実と大きく異ならないように描いており、地獄も同じスタンスで表現することにこだわった」と語る。

そのうえで「地獄の姿を、今私たちが生きるこの時代と照らし合わせることで再解釈しようと試みた。過去と現在で罪の概念が異なるように、地獄での罰のあり方も変えるべきだと考え、より共感しやすいアイデアを模索した」と説明した。

たとえば、火焔地獄には溶鉱炉、寒氷地獄にはドラム缶、新地獄にはキーボードといったユニークなモチーフが多くの注目を集めている。

チョン・ジヒョンVFXスーパーバイザーは、天国と地獄の演出コンセプトの違いについても明かした。天国に関しては「現実との境界が曖昧でありながら、『どこか見知らぬ美しさ』を表現しようとした。特に、コ・ナクジュン(ソン・ソック)の家の前の湖や空のような感情を宿した空間では、光の色や空気感の調整に力を入れた」と語った。

一方、地獄については「単なる恐怖や不安を描くのではなく、脚本で提示された“罪”の概念をどう視覚化するかが課題だった。監督との対話を通じて、各空間に象徴性を持たせることができた。初期のコンセプトアートやプリビズ(事前視覚化)の作業が大きな助けとなり、セット設計段階まで密接につながって世界観を形にできた」と明かしたのだった。

また、「全ての空間に愛情を込めて作業したが、とりわけ地獄の設計には多くの試行錯誤が伴った。固定された“地獄のイメージ”をどう越えるかが課題だったが、それだけに構造、色彩、感情線まで細やかに設計した」と、特別な思い入れを語った。

さらにチョン・ジヒョン氏は、地獄以外でも印象深いシーンについて言及した。「現世・天国・地獄をつなぐ媒介として“地下鉄”という現代的な空間を使ったことは、非常に挑戦的だった。その流れの中に自分も引き込まれていった感覚がある」と振り返る。

さらに、「特に記憶に残っているのは“チャジャン(犬)”が地獄で飼い主と再会するシーンだ。地獄の闇の中で、チャジャンと主人の感情に自然に共鳴できるよう、身体や顔に煤けた表現を加える工夫をした」と、感情表現へのこだわりも語っていた。

最後に、アン・ジョンフン美術監督は「『君は天国でも美しい』はすでに半分が公開された。残る6話では、ソミ(演者ハン・ジミン)の正体を軸に、イ・ヨンエ(演者イ・ジョンウン)、牧師(演者リュ・ドクファン)ら登場人物たちの物語と謎が次々と明かされていく。新たな空間設定と、誰も予想し得なかった映像表現にもぜひ期待してほしい」と語った。

チョン・ジヒョンVFXスーパーバイザーも「後半に進むにつれて、“人間存在と人生のつながり”に対するメッセージがより明確になっていく。“私たちはこれからも生きていく”という温かい余韻を届けたい。しっかりと構築された世界観の中で、イ・ヘスクとコ・ナクジュンの物語と感情の流れがより一層深まっていくので、その流れに身を委ねて堪能していただきたい」と呼びかけた。

JTBCドラマ『君は天国でも美しい』は、毎週土曜よる10時40分、日曜よる10時30分より放送中である。さらに、Netflixでも視聴することができる。

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