テレビ東京の韓流プレミアで放送中の時代劇『暗行御史〈アメンオサ〉~朝鮮秘密捜査団~』は、主人公である暗行御史のソン・イギョムをK-POPグループINFINITEのメンバーのエルことキム・ミョンスが演じている。
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そのキム・ミョンスと共演している御史団の茶母として同行しているホン・ダインを演じるクォン・ナラ、ソン・イギョムの小間使いであるパク・チュンサムに扮するイ・イギョンもドラマを盛り上げている。
ドラマのタイトルにもなっている暗行御史とは、地方官僚たちの不正の監視と民心の調査のために国王が派遣する特使のことである。そんな暗行御史が登場する時代劇は『暗行御史〈アメンオサ〉~朝鮮秘密捜査団~』の他にもある。
いったいどんな時代劇に登場して、どんな俳優が演じているのか紹介しよう。
最初に紹介するのは『御史とジョイ』である。
この作品は2021年に韓国で放送されたドラマで、 暗行御史になった美食家と幸せを探す女性のドタバタ捜査時代劇で、Netflixで配信されている。ドラマの中で描かれているドタバタぶりがとても面白く、最後まで楽しく見られる。本作で、暗行御史となった弘文館副修撰で美食家のラ・イオンを2PMテギョンが演じている。
共演者には、ケファ村の棄別婦人(離婚した女性)キム・ジョイを演じるキム・ヘユン、ラ・イオンの従者ユクチルに扮するミン・ジヌン、ラ・イオンの従者クパルを演じるパク・ガンソプがいた。
上記の作品の他に、朝鮮王朝第21代王・英祖(ヨンジョ)の時代を舞台に、弱者を助け悪を断つ暗行御史の奮闘と愛、義兄弟との絆を描いた2002年に韓国で放送された『暗行御史パク・ムンス』では、暗行御史となる主人公のパク・ムンスをユ・ジュンサンが演じている。
さらに、2018年に韓国で放送された『100日の郎君様』にも暗行御史が登場する。
本作は、朝廷の陰謀によって記憶を無くした世子が、別人として生きていた初恋の相手と、ひょんなことから結婚。 お互い相手に気づかぬまま、庶民の夫婦として暮らし始める物語を描いている。この時代劇では、アン・セハが暗行御史ホ・マンシクとして登場していた。
これから、『暗行御史〈アメンオサ〉~朝鮮秘密捜査団~』でキム・ミョンス扮するソン・イギョムがどんな活躍をするのかに注目してほしい。
文=大地 康
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