韓国芸能界にはかつて「子役は大成できない」というジンクスがあった。しかし、今はそんなジンクスはすっかり消えてしまった。実際のところ、子役出身の俳優で大成した人が本当に多い。男性なら、ユ・スンホ(1993年生まれ)とヨ・ジング(1997年生まれ)がとても目立つが、女優の場合はその数がもっと多い。ここで列挙してみよう。
【関連】女優イ・セヨンが放った、気品漂う大人のフェミニンさ【写真】
シン・セギョン(1990年生まれ)
イ・セヨン(1992年生まれ)
パク・ウンビン(1992年生まれ)
シム・ウンギョン(1994年生まれ)
ナム・ジヒョン(1995年生まれ)
キム・ユジョン(1999年生まれ)
キム・ソヒョン(1999年生まれ)
このように、そうそうたる名前が並んでいる。
みんな1990年代生まれであり、年齢の幅は1990年生まれのシン・セギョンから1999年生まれのキム・ユジョンとキム・ソヒョンまで多岐にわたっている。
そして、決定的な特徴を持っている。それは、有名な時代劇でヒロインなどの少女時代を演じた経験を持っている、ということだ。つまり、彼女たちにとっては「時代劇」がとても重要なキーワードになっていた。
確かに、骨太な時代劇ではヒロインの人生を幼少の頃からさかのぼって描くことが多い。たとえば、『宮廷女官チャングムの誓い』『太王四神記』『善徳女王』『トンイ』『太陽を抱く月』などでも序盤を彩った子役の活躍が顕著だった。彼女たちは人気時代劇の子役として認知度を高めてその後の成長につなげていったのである。
しかし、時代劇の撮影は本当に大変だ。着慣れない韓服をきちんと着なければならないし、髪も時代劇用にセットしなければならない。現代劇に比べると準備に時間がかかるのだ。しかも、古めかしい言葉も覚える必要がある。こういう苦労があるので、学業と演技の両立で神経がへりすってしまう。
しかし、子供のときから時代劇で鍛えられると、女優としての素養をしっかり身に着けることができる。この経験が大きい。そういう中で、子役たちは幼いながら女優としてのコツをつかんでいったのである。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
■【関連】女優イ・セヨン、東京を満喫!男心に刺さるビジュアルに反響続々【PHOTO】
前へ
次へ