テレビ東京の韓流プレミアで放送がスタートした時代劇『暗行御史〈アメンオサ〉~朝鮮秘密捜査団~』は、役人の不正腐敗を暴き、民衆の無念を晴らす王室の秘密捜査団の活躍と愛と友情を描いた痛快時代劇だ。韓国では、2020年12月21日~2021年2月9日に放送されていた。
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ドラマのタイトルにもなっている暗行御史とは、地方官僚たちの不正の監視と民心の調査のために国王が派遣する特使のことである。
この時代劇で、主人公の暗行御史のソン・イギョムに扮するのがK-POPグループINFINITEのメンバーのエルことキム・ミョンスである。
第1話では、暗行御史のパク・チョルギュ(演者キム・スンス)の失踪により、国王のイ・グム(演者ファン・ドンジュ)は新たな暗行御史の任命を急いでいた。
科挙を首席で合格し将来を嘱望されていた役人のソン・イギョムは、仲間と賭け事をしているところを都承旨(トスンジ)のチャン・テスン(アン・ネサン)に見つかってしまう。罪を認め、償う覚悟を決めるイギョムは王命を受けて暗行御史に任命された。
そんなソン・イギョムに扮するキム・ミョンスの代表作といえば、『仮面の王 イ・ソン』『ハンムラビ法廷~初恋はツンデレ判事!?~』『ナンバーズ-ビルの森の監視者たち~』がある。
『仮面の王 イ・ソン』は、生まれてからずっと仮面をつけさせられていた王位継承者の世子(セジャ)が愛と死闘を描いた壮大な歴史ドラマだ。このドラマで、キム・ミョンスはユ・スンホが扮する世子イ・ソンの影武者であるイソンを演じていた。
『ハンムラビ法廷~初恋はツンデレ判事!?~』は、判事、検事、弁護士といった法廷の三大ヒーロー&ヒロインたちを中心に、恋愛とは無縁とも思える厳粛な場で繰り広げられるちょっぴりスリリングなロマンスだ。このドラマで、キム・ミョンスはソウル中央地裁判事イム・バルンに扮していた。
『ナンバーズ-ビルの森の監視者たち~』は、高卒会計士が最も会計士らしく、最も会計士らしくない方法で正義を実現していくヒューマンオフィスドラマだ。このドラマで、キム・ミョンスはテイル会計法人ディールパート新人会計士チャン・ホウを演じていた。
他にも多くのドラマに出演しているキム・ミョンス。彼が『暗行御史〈アメンオサ〉~朝鮮秘密捜査団~』で演じるソン・イギョムの活躍にぜひ注目してほしい。
文=大地 康
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