ソン・イェジンは、夫であるヒョンビンが主演を務めた映画『ハルビン』の宣伝に、その情熱のすべてを捧げた。2024年12月19日、ソウルで開催されたVIP試写会では、まるで映画の広報担当者のように熱心に作品をアピールし、観客の期待を一気に高めた。
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その甲斐があって、『ハルビン』は成功を収めた。夫の功績を支えながら、彼女もまた安堵の笑みを浮かべたことだろう。
それにしても、ソン・イェジンという女優は、常に最前線に立ち続ける存在である。その輝きは時を経ても衰えず、まさに「持続するトップスター」と呼ぶにふさわしい。彼女の華やかなキャリアの中でも、20年前の2005年に開催されたあるイベントが今も鮮烈に思い出される。
当時、彼女はペ・ヨンジュンと共演した映画『四月の雪』でヒロインを演じていた。その公開を記念して、2人はさいたまスーパーアリーナで大規模なファン・ミーティングを開催した。彼女は23歳。清楚でありながらも、堂々たるオーラを漂わせ、会場を埋めた大勢の観客を魅了した。
そのファン・ミーティングの終了後には、メディア関係者を集めた記者懇談会が開かれた。イベントで全身全霊を傾けたペ・ヨンジュンはさすがに疲れの色を隠せなかったが、一方のソン・イェジンは終始エネルギッシュで、誰から見てもひときわ輝いていた。
確かに、その日のソン・イェジンは生命力に満ち、彼女の放つ光は誰にも真似できないものだった。
それから20年の時が流れた。長い年月が過ぎたというのに、ソン・イェジンの魅力は何ひとつ変わっていない。トップ女優としての品格を失うことなく、今も様々な作品を通して躍動し続けている。
その秘密は、揺るぎない情熱と努力にほかならない。子育てを続けながら、女優としても活動を継続している。
もしかして、『愛の不時着』のように、再びソン・イェジンとヒョンビンが共演することはあるのだろうか。仮に実現すれば、それは間違いなく超話題作となるに違いない。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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