「異次元のプリンス」チャン・グンソク!天性の華やかな演技をまた見たい

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これまで20年以上も日本の韓流ブームを見てきて別格だと思ったスターは2人いる。ペ・ヨンジュンとチャン・グンソクだ。そのペ・ヨンジュンが2007年の『太王四神記』を最後に俳優活動から退いていく中で、代わって頂点に登り詰めたのがチャン・グンソクだった。

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2009年の『美男〈イケメン〉ですね』のメガヒットは、彼の持つポテンシャルの高さを存分に示したくれた。あのドラマが日本に与えた影響はとてつもなく大きかった。

以来、チャン・グンソクは主演作を次々に世に送り出し、エンターティナーとしてもライブ活動を幅広く行い、なおかつ日本のテレビにたびたび登場して完璧な日本語を披露していた。

まさにアジアのエンタメ界を席巻する天性のスター。「プリンスの中のプリンス」という称賛も決してオーバーには聞こえなかったし、2009年から数年間のチャン・グンソクの大活躍はそれまでの韓流スターが経験したことがない最高レベルだった。

そんなチャン・グンソクが悲壮な覚悟で取り組んだのが2016年の『テバク~運命の瞬間(とき)~』である。制作発表会で彼はこのドラマにすべてをかけるという決意を述べ、20代最後に俳優として「成すべきことをやりたい」という気持ちを強力に語っていた。

チャン・グンソク
いつも華やかさに包まれたチャン・グンソク(写真提供=OSEN)

天性の「華のある演技」

確かに、チャン・グンソクの並々ならぬ意欲が前面に出た時代劇だった。そうそうたる重鎮俳優を従えて縦横に演じたテギルという役は、本当に凄味があった。それでも、シーンによっては違和感が残った。

テギルは山にこもって厳しい修行を長く積んでいるはずなのに、アゴには髭すらなかった。町で楽に生活していたかのような風貌にはリアル感が欠けていた。チャン・グンソクが撮影上で特別待遇を与えられたことをうかがわせた。

結果的に、『テバク~運命の瞬間(とき)~』はチャン・グンソクが意気込んだほどの評価は得られなかった。

その後の兵役では、現役入隊ができず社会服務要員として代替勤務にならざるをえなかった。その際には精神的な疾患も公表された。さらに、最近では大病の経験も自ら語っている。

1987年に生まれたチャン・グンソクは、今年38歳を迎える。ファンはドラマの主演を熱望しているだろう。『美男〈イケメン〉ですね』から16年。天性の「華のある演技」をぜひ見たい。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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