Netflixで配信されているドラマ『京城クリーチャー』は、1945年の京城(キョンソン)を舞台に、異なる時代で人間の貪欲さが生み出した怪物に立ち向かうふたりの戦いを描いた作品だ。
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出演者には、京城一の情報通である質店・金鈺堂の社長チャン・テサンを演じるパク・ソジュン、失踪者を見つける専門家トドゥクンのユン・チェオクに扮するハン・ソヒなどがいる。
さらに、金鈺堂の執事ナウォル夫人をキム・ヘスク、チェオクの父でトドゥクンのユン・ジュンウォンをチョ・ハンチョル、テサンの友人で独立運動家のクォン・ジュンテクをウィ・ハジュンが務めている。
物語の第1話では、1945年3月、日本の敗戦色が強まり、独立運動家の弾圧が強まる京城では、女性が行方不明になる事件が多発していた。
自分の妻を探していたジュンウォンは娘のチェオクを連れて京城に降り立つ。そのころ、同京城で随一の質屋「金鈺堂」の当主で影響力のある資産家でもあるテサンは独立運動家と疑われて拷問を受けていた。
しかし、その実は京城を牛耳る日本の名家の娘で石川(キム・ドヒョン扮)の妻である前田由紀子(キム・スヒョン扮)との不倫を疑われ、拷問された挙げ句、行方不明になった愛人・明子(ジウ)の消息を探る任務を言い渡されるのだった。
その後、石川の監視をかいくぐりどこかに向かうテサンを尾行したチェオク。気配に気づいていたテサンと武器を向け合い一触即発の状況になってしまう。
さらにテサンの発言が原因で険悪な雰囲気が漂うが、結局はトドゥクンとして再会し、ジュンウォンら親子は失踪した明子を、テサンは10年前に姿を消したチェオクの母と、その手がかりである幸本(ウ・ジヒョン)の行方を探ることになった。
このような物語で始まった『京城クリーチャー』。物語の面白さや俳優たちの演技、スリリングで刺激的なシーンの数々など見どころはたくさんある。
9月27日から配信がスタートした『京城クリーチャー』のシーズン2では、2024年のソウルが舞台となる。テサンと何もかもそっくりのホジェと「京城の春」を生き抜いたチェオクが出会い、終わらない京城の因縁と運命、悪縁を暴いていく様子を描いている。
シーズン2でもストーリーを楽しみながら、俳優たちがどんな演技を見せてくれるのかに注目したい。
特にパク・ソジュンとハン・ソヒが演じるキャラクターの活躍からは目が離せない。
文=大地 康
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