【チャングムは果たして何歳?】たとえ40歳でも彼女は20代後半のように生きていた?

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テレビ東京の韓流プレミアで8月26日に放送された『宮廷女官チャングムの誓い』第49話では、イム・ホが扮した中宗(チュンジョン)がイ・ヨンエの演じるチャングムの子供時代に会った、という思い出を語っていた。

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それは、同ドラマの第3話でのエピソードだった。子役のチャングムが晋城大君(チンソンデグン/即位する前の中宗の名前)にお酒を届けるという場面があったのだが、そのときのことを中宗が思い出して「もしやあのときの子供がチャングムなのか?」と尋ねたのだ。

チャングムが「そうです」と答えて、中宗も感慨深く納得していた。なぜなら、幼い年齢なのにチャングムがお酒の名前までよく記憶していたからだ。

お酒の送り主は朴元宗(パク・ウォンジョン)だ。この人物は、悪名が高い燕山君(ヨンサングン)を廃位に追い込む際の中心人物であり、晋城大君を仲間に引き込みたくて、お酒を送ったのであり、そのお使いに行ったのがチャングムだった、というわけだ。

その際にチャングムはハッキリと「将来は王宮の女官になりたい」と言っていた。それを子供の夢物語だと考えていた晋城大君も、後に中宗として即位したあとに信頼している医女のチャングムが「あのときのお使いの女の子」と改めて知って、本当に喜んでいた。

チャングムの誓い
チャングムは年齢を感じさせない女性だ

卓越した活躍を存分に見せてくれた

具体的に燕山君が廃位になったのは1506年であり、その年に即位した中宗は当時18歳だった。チャングムは6歳くらいであろうか。

そして、『宮廷女官チャングムの誓い』が終盤になった第49話は、推定すると1540年ごろではないか、と思われる。すると、チャングムは40歳になっていないとおかしいが、ドラマの上でチャングムは20代後半くらいの設定かと思われる。このあたりは史実に合わなくても、イ・ビョンフン監督は柔軟に考えていたに違いない。

いずれにしても、チャングムは経験が豊富でも年齢を感じさせない女性であり、若くして頭脳明晰で達観していたという設定の主人公になっている。だからこそ、卓越した活躍を存分に見せてくれるのだ。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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