テレビ東京の韓流プレミアで放送されている『太宗 イ・バンウォン~龍の国~』は、朝鮮王朝の初代王・李成桂(イ・ソンゲ)の五男で、後に第3代王・太宗(テジョン)となる李芳遠(イ・バンウォン)の生涯を描いた時代劇である。
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多くの名俳優たちが出演している『太宗 イ・バンウォン』で、李成桂の四男の李芳幹(イ・バンガン)を演じているのはチョ・スンチャンである。彼は弟の李芳遠に歯向かう役なのだが、武闘派として実力を持った人間として描かれていた。
そんなチョ・スンチャンの出演作といえば『鄭道伝(チョン・ドジョン)』『軍師リュ・ソンリョン~懲毖録<ジンビロク>~』だろう。
『鄭道伝(チョン・ドジョン)』は、朝鮮建国の功臣として名を馳せた鄭道伝の波乱万丈な生涯を描いた時代劇だ。
本作は、朝鮮王朝の初代王・李成桂の統治する時代が舞台となっているが、劇中にはキム・ミョンス扮する高麗第31代王・恭愍(コンミン)王も登場する。
このドラマで、朝鮮建国の功臣の鄭道伝役をチョ・ジェヒョン、初代王・李成桂役をユ・ドングン、李成桂の五男の李芳遠役をアン・ジェモ、李芳遠の妻の閔(ミン)氏をカン・セジョンが務めている。
そんな時代劇でチョ・スンチャンは、李芳遠の側近であるイ・スクボン役で出演していた。
ちなみに『太宗 イ・バンウォン』ではそれぞれ、鄭道伝役をイ・グァンギ、李成桂役をキム・ヨンチョル、李芳遠役をチュ・サンウク、閔氏役をパク・ジニ、イ・スクボン役をチョン・テウが演じている。
『軍師リュ・ソンリョン~懲毖録<ジンビロク>~』は、朝鮮王朝第14代王・宣祖(ソンジョ)の時代を舞台に激動の戦乱期に命がけで立ち向かった男の信念と苦悩を描いた時代劇だ。
本作では、14代王・宣祖役をキム・テウ、主人公である官僚で学者のリュ・ソンリョン役をキム・サンジュン、ソンリョンの腹心イ・チョンリ役をチョン・テウ、ソンリョンの護衛で軍官のシン・ミョンチョル役をイ・グァンフンが務めている。
この時代劇でチョ・スンチャンは、イム・ビョンギ扮する李舜臣(イ・スンシン)の部下のチョン・ウン役で登場している。
『太宗 イ・バンウォン』でチョ・スンチャンが演じている芳幹が、これから物語にどのように関わっていくのかに注目したい。
文=大地 康
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