キム・スヒョンとキム・ジウォンが主役として活躍している『涙の女王』。日本では同時配信されてNetflixで視聴することができる。現在は第8話まで配信されており、いよいよ後半に入っていく。
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物語は、財閥のクイーンズグループでデパート部門を仕切るホン・ヘイン(キム・ジウォン)と、婿となっているペク・ヒョヌ(キム・スヒョン)による夫婦の危機を描いている。その中で、ヒョヌはクイーンズグループの法務部のやり手として部下を仕切っているのだが、彼の政敵になるのがM&Aの専門家のユン・ウンソン(パク・ソンフン)だ。
彼は本当に狡猾な男で、クイーンズグループを大いに揺さぶっている。しかも、彼の母親がクイーンズグループの創業者の愛人であり、彼女も悪事を働いて乗っ取りを狙っている。
結局、第8話の展開によって財閥家は経営権を失って路頭に迷うことになってしまった。あれほどプライドが高くて贅沢三昧していた一家は行く場所がなくなったのである。それを救ったのがヒョヌだった。財閥家の人たちはヒョヌの実家のことを軽んじていたのだが、本当に困ったときに頼りになるのは、なんといっても婿しかいなかった。
ヒョヌは子供の頃から素晴らしい頭脳を持ち、ソウル大学まで出た天才だ。彼は無能な後継ぎがいる財閥家のために一生懸命働いていたのだが、それでも彼の戦略は取りいれられなかった。その末に財閥家は没落してしまったのだが、その復讐戦をヒョヌが大々的に仕掛けていくことになるだろう。
相手は手ごわい。ウンソンは「ワル知恵の帝王」であり、その母も典型的な詐欺師だ。この2人に対して、ヒョヌの驚異的な頭脳が炸裂する。奪われた経営権を取り戻すために、彼が超人的な働きをしていくに違いない。
これから後半を迎える『涙の女王』。まるでジェットコースターのような動きが激しい展開の中で、キム・スヒョンが演じるヒョヌの動向に大いに注目したい。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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