大女優キム・ヘスのゾクゾクするようなドラマを見るなら『未成年裁判』!

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今や「驚異の50代」と称されているキム・ヘス。演技力はもちろん、美貌と話題性でも抜群のオーラを発揮している。そんなキム・ヘスのドラマを堪能するなら、数多いヒット作の中で今回は『未成年裁判』を取り上げたい。全10話でNetflixにて配信されている。

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このドラマが登場させるのは、深刻な家庭の事情を背負って罪の道へと足を踏み入れた未成年者たち。そして、審判する判事たちの姿を描き出している。中心となる人物がキム・ヘスの演じるシム・ウンソクで、地裁の青少年刑事合議部・右陪席判事としての役割を担っている。

新たな部署への赴任を果たした彼女は、初めから孤高の雰囲気を放ちつつ、未成年犯罪への強烈な嫌悪感を露わにする。正義をこの上なく尊ぶ判事であるが、協調性のなさが周囲との間に壁を作ってしまうのだ。

このような性格に戸惑いを隠せないのが、左陪席判事のチャ・テジュである。彼は人情味あふれる対応で、温かさを感じさせる判事であり、シム・ウンソクとは正反対の性質を持っている。しかしながら、共に仕事を遂行していく中で、シム・ウンソクが単に冷淡だけの人物ではないことが明らかになる。

彼女は原則を厳守する判事であり、表面的には無愛想でも被害者とその家族を深く思いやっている。徐々に、チャ・テジュは彼女に対する信頼を深めていく。ただし、困難なのは上司であるカン・ウォンジュンだ。彼は部長判事として、名声と昇進だけを考えている。

画像=Netflix

未成年者の罪と対峙する判事たち

結局、チャ・テジュを仲介役として、カン・ウォンジュンとシム・ウンソクとの間には深い対立の構造が形成されていく。

ドラマは、未成年者の罪と対峙する判事たちの熱い心と正義感、そして人間関係の複雑さを力強い筆致で描き出している。その中でキム・ヘスが演じる判事のキャラクターがゾクゾクするほど強烈だ。

【『未成年裁判』ドラマ紹介】
制作年/2022年
全話数/10
演出/ホン・ジョンチャン
脚本/キム・ミンソク
出演者(役名)
キム・ヘス(シム・ウンソク)
キム・ムヨル(チャ・テジュ)
イ・ソンミン(カン・ウォンジュン)
イ・ジョンウン(ナ・グニ)

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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