【恐るべき愛憎劇】『夫婦の世界』は愛情と憎しみの表裏一体を過激に見せてくれた!

このエントリーをはてなブックマークに追加

フジテレビで放送されてきた『夫婦の世界』で強烈なヒロインになっていたのが、キム・ヒエが演じた家庭サラン病院家庭医学専門医のチ・ソヌだった。彼女は誰もが羨む幸せの絶頂にいると思われていた。社会的な地位に恵まれ、夫と息子を愛し、何不自由のない生活を享受していた。

【関連】【『夫婦の世界』の修羅場】ドロ沼に陥った夫婦のトラブル!最大の被害者は誰なのか

しかし、虚構であった。夫の映画製作会社代表イ・テオ(パク・ヘジュン)は隠れて不倫に溺れていた。それを知らなかったのがソヌのうかつなところだ。不倫の相手は、ピラティスインストラクターのヨ・ダギョンであり、若手女優の中で注目されているハン・ソヒが演じていた。

この3人が愛憎にまみれた物語を展開した『夫婦の世界』。とにかく、胸騒ぎを覚えるシーンがとても多かった。

不倫を見つけて絶対に許せないソヌは、夫に財産を渡さない形で離婚するためにあらゆる手を尽くしてそれを見事にやり遂げた。彼女としては「女の意地」を最後まで通したのだ。

こうして夫と愛人を地元から追い出して息子と平穏な日々を過ごしていた彼女に、新たな試練が訪れた。映画を大成功させて夫が愛人と生まれた子供を連れて地元に戻ってきたのだ。それからのソヌの戦いも強烈だった。

画像=JTBC

プライドを保つための手段

彼女はテオが開いた披露パーティに乗り込んで行って、息子を取り戻すような過激な行動をした。そんなソヌであったが、激しい愛憎の末に今度は再びテオと一夜を過ごしてしまうという事態を迎えてしまった。まったく理解できない行動なのだが、過激なところもまたソヌの業というものであった。

夫が元の妻と一夜を共にしたということを知ったダギョンも、絶対に許せない気持ちが強かったけれど、彼女も単純ではなかった。自分のプライドを保つために手段を選ばなかった。こうして3人がそれぞれの立場で激しい情念の火を燃やしたのが、『夫婦の世界』が描く愛憎劇だった。

ドラマとして見ている分には楽なのだが、その渦中に自分が紛れ込んだとしたら、こんな恐ろしいことはなかったであろう。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

【関連】【謎めいた『夫婦の世界』】邪魔になったワルを殺したのは果たして誰なのか

【関連】【『夫婦の世界』の新展開】離婚した夫が大成功者になって妻の動揺が止まらない!

【関連】【『夫婦の世界』の修羅場】キム・ヒエが演じる主人公の復讐戦が壮絶に幕を開けた!

前へ

1 / 1

次へ

関連記事


RANKINGアクセスランキング

写真


注目記事